本書を手にし、パラパラと目次をめくり気になった所を読んでみた。まずは随所にあるコラム。
例えば、
『 不動産経営者ならではの保険の活用法 』
『 不動産投資に活用できる公的金融機関 』
など見逃しがちな、まさに見逃していたポイントを読む。
『 不動産経営に関する1冊のまとまったヒント集があるといいな、と思っていました。それが本書の一番の動機です。』 と著者が前書きで述べている通り、
まさに、物件を所有して数年たった経営者が直面するケースや問題が沢山取り上げている。1棟売り中古ビルから始め、現在6棟までに資産を増やしていった著者ならではの内容である。
『 融資を考えたら、むしろ納税しておこう 』 というスタンスは、資産を増やす上でとても現実的であるし、著者にインタビューを受けた様々な方の実例のコメントに納得する。
初心者向けの本ではないが、実際に複数の物件を所有している人や、不動産経営を始めたばかりだが今後資産を増やしていきたい人におススメの本である。