契約が終わり、満載だった残置物の撤収も終了。
前回の随筆に、推定、四トントラック三杯分と書いたが、ピッタリ三杯分だったのには笑った。
敵の資本( ? )で、残置物撤収隊六名が結束し、汗だくになりながら荷物を運び出す。
懸念材料だった大きな仏壇も、見事な「 仏壇返し 」といふ高度なテクニックを使い、運び出す。( 若干、大げさに表現している )。
本当は150万円で購入したかったのだが、これ以上、安くならないといわれ、250万円で妥協。
但し、残置物の撤収は売主様負担で何とかしてほしいと提案してよかった。
一歩間違えば、ワタクシの仕事になっていたかと思ふと、ゾッとした。
しかし、空になった内部の状態を見て呆然とする。
それはそれは見事な玉砕っぷりで、久々にボロ物件を購入したのだといふ実感がわいてきた。
そして、直後に後悔した。
もう、勘弁してクダサイと、手付金を売主様に上納金として支払い、キャンセルしようかと悩み抜いたほどだ。
敵の資本で投入された業者の仕事は、残置物の搬出のみで、掃除もしていない。
中途半端な条約である。
そのため、茶色い大きなホコリの塊が
「 ケ...
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