先日父が他界したのですが、どのような相続財産がどこにあるのか全くわかりません。このように相続財産が不明なとき、どのような方法で捜せばよいでしょうか?
相続財産が確定しないと遺産分割や相続税の申告などの手続きが思うように進みません。遺産分割が確定した後に新たに財産又は債務が発見されれば、そのたびに遺産分割のやり直しなど再度手続きをしなければなりません。相続トラブルなど引き起こさないように正確に相続財産を把握することが必要です。
1. 人を頼りに捜す
( 1 ) 兄弟・親類・友人
故人が連絡をとっていた兄弟・親類・友人は、過去に故人が購入した財産や金銭の貸し借りなどの話を聞いていることがあります。この人たちから故人の財産状況など知っていることを聞きだします。
( 2 ) 顧問弁護士・会計士・税理士
故人の財産状況を一番よく知っているといえます。特に、顧問会計士や税理士は故人の事業にかかる不動産・債権債務はよく知っているはずです。
( 3 ) 会社の人事部
故人が会社に勤めていた場合には、死亡退職金や弔慰金、その他会社との債権債務などは、会社の人事部の人から説明を受ければ会社関係の相続財産...
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