EU、アメリカ、日本などの先進国経済が大きな過渡期に入ると同時に、BRICSやアジア諸国などが台頭することによって、世界経済に、これまでにない大きな変化が起き始めていることは、みなさんご承知のとおりです。
EU危機のスタートは、米国発のリーマンショックでした。
1971年のニクソンショック( 金とドルの兌換停止 )でドルを裏付けなく発行できるようになり、1985年の金融自由化による債権金融の発達では、新たな錬金術とも言えるほど直接金融のボリュームが大きくなり、この流れの中から金融派生商品が誕生しました。
ITバブルの後の住宅バブルでは住宅債権を加工した「 CDS( クレジット・デフォルト・スワップ ) 」といった、とんでもない、ジョージソロスに言わせれば「 金融核爆弾 」、ウォーレン・バフェットの言う「 金融時限爆弾 」ともいえる商品が生まれています。
このあたりの仕組みはかんたんにいえばこんな感じです。
まず住宅ローン債権をたくさんかき集めます。これを、金融工学を使って切り分けて債権として販売します。
この際の裏付けとなるのはスタンダード・アンド・プアーズ( S&P )やムーディーズ・インベスタ...
EU危機のスタートは、米国発のリーマンショックでした。
1971年のニクソンショック( 金とドルの兌換停止 )でドルを裏付けなく発行できるようになり、1985年の金融自由化による債権金融の発達では、新たな錬金術とも言えるほど直接金融のボリュームが大きくなり、この流れの中から金融派生商品が誕生しました。
ITバブルの後の住宅バブルでは住宅債権を加工した「 CDS( クレジット・デフォルト・スワップ ) 」といった、とんでもない、ジョージソロスに言わせれば「 金融核爆弾 」、ウォーレン・バフェットの言う「 金融時限爆弾 」ともいえる商品が生まれています。
このあたりの仕組みはかんたんにいえばこんな感じです。
まず住宅ローン債権をたくさんかき集めます。これを、金融工学を使って切り分けて債権として販売します。
この際の裏付けとなるのはスタンダード・アンド・プアーズ( S&P )やムーディーズ・インベスタ...
この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる