円安やウクライナ情勢の影響で輸入に頼るエネルギーや原材料・食料品の価格が高騰しています。このような状況下、日銀が4月28日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和を維持する方針を決めました。
金利に関するポイントは二つあります。
対して、米国は自国のインフレに対応し、利上げを進めています。米国の金利が上昇を続け、日銀が今の金利の枠組みを維持する限り、金利の高いドルに資金が流れ込むため、円安への圧力は続きます。
黒田総裁は、金融政策決定会合後の会見で、次のように述べています。
「 資源輸入国の日本にとって最近の資源価格の上昇は海外への所得流出につながるため、経済にマイナスに作用し基調的な物価上昇率に対しても下押し圧力をもたらす。2%の物価安定目標を持続的に実現するには、現在の強力な金融緩和を粘り強く続けていくことが適当だと考えている 」
日銀の方針に市場は反応し、円相場は20年ぶりに1ドル=131円台まで下落しました。
黒田総裁は「 ...
金利に関するポイントは二つあります。
①長期金利を0に誘導する長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)を継続
②10年物国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペ(公開市場操作)を毎営業日実施
②10年物国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる指し値オペ(公開市場操作)を毎営業日実施
対して、米国は自国のインフレに対応し、利上げを進めています。米国の金利が上昇を続け、日銀が今の金利の枠組みを維持する限り、金利の高いドルに資金が流れ込むため、円安への圧力は続きます。
黒田総裁は、金融政策決定会合後の会見で、次のように述べています。
「 資源輸入国の日本にとって最近の資源価格の上昇は海外への所得流出につながるため、経済にマイナスに作用し基調的な物価上昇率に対しても下押し圧力をもたらす。2%の物価安定目標を持続的に実現するには、現在の強力な金融緩和を粘り強く続けていくことが適当だと考えている 」
日銀の方針に市場は反応し、円相場は20年ぶりに1ドル=131円台まで下落しました。
黒田総裁は「 ...
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