2022年、不動産投資の市況は非常に微妙なところにきていると感じています。きっかけは色々とありました。
まず、2年あまり前のコロナ感染拡大でサプライチェーンの停滞が引き起こした物資不足から始まり、賃貸不動産の現場では給湯器やエアコン不足が言われだしました。
更にロシアのウクライナ進攻で原油や天然ガスが値上がりし世界でインフレが加速しだしました。それに対応してアメリカがインフレ対策で今年何度か政策金利の引き上げを行ったことで、相対的に金利が安い円の価値が30%以上も下がりました。
その円安で輸入品が相対的な値上りをしたため、輸入資材である鉄やコンクリート・アルミニュウム・電気部材・ガラス・その他の建築資材の値上げが行われ、建築費が高騰し続けています。
また、人気のある都市ではアベノミクスで値上がりした土地に、コロナ時代に入って溢れた資金が流れ込んできました。その結果、収益不動産や土地の価格がもう一段上昇しています。5年前には考えられないところまで利回りは低下しました。
現在は日銀が国債の利回りを0.25%以下に抑えようとしていますが、経済の水面下ではヒタヒタと金利上昇圧力が溜まり始めていると感じま...
まず、2年あまり前のコロナ感染拡大でサプライチェーンの停滞が引き起こした物資不足から始まり、賃貸不動産の現場では給湯器やエアコン不足が言われだしました。
更にロシアのウクライナ進攻で原油や天然ガスが値上がりし世界でインフレが加速しだしました。それに対応してアメリカがインフレ対策で今年何度か政策金利の引き上げを行ったことで、相対的に金利が安い円の価値が30%以上も下がりました。
その円安で輸入品が相対的な値上りをしたため、輸入資材である鉄やコンクリート・アルミニュウム・電気部材・ガラス・その他の建築資材の値上げが行われ、建築費が高騰し続けています。
また、人気のある都市ではアベノミクスで値上がりした土地に、コロナ時代に入って溢れた資金が流れ込んできました。その結果、収益不動産や土地の価格がもう一段上昇しています。5年前には考えられないところまで利回りは低下しました。
現在は日銀が国債の利回りを0.25%以下に抑えようとしていますが、経済の水面下ではヒタヒタと金利上昇圧力が溜まり始めていると感じま...
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