物件を購入する際に、どのように安く仕入れられるか。
今年最後のコラムはこのテーマに関して、コツを皆様にお伝えできればと思います。
昨今、日銀のマイナス金利解除観測が高まりつつあり、中長期的な視点で見れば不動産への逆風が強まる事は普通に予測できます。グローバルマクロの視点で見ても、欧米を始め豪州や中国等で不動産価格の下落率は相当なものです。
例えば堅調なイメージがある豪州でも、住宅価格変動率はマイナス15%に近接する下落率であり、ニュージーランドやドイツではマイナス20%近くにも達します。(2023年の後半までのデータ、ピクテ・ジャパンの資料による)
日銀の植田総裁がマイナス金利解除をためらう主因も、利払い費増大以外に加えて、この各国の不動産下落率データから読み取る事は容易です。
金利が上がれば、不動産は下落していくのがごく当然の話。
しかし、マイナス金利を維持していれば、将来に禍根をのこす事は明白。そこで、マイナス金利解除と短期金利上昇について、賃金上昇とタイミングを合わせ、なんとか悪影響を少なくしたいという想いからの、ためらい、なのでしょう。
もしも、今の状態が続けば来年以降、日本経済は深刻なリス
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる