建物は大体築20年あたりから、老朽化が目立つようになってくる。エアコンや給湯器といった設備が経年劣化で寿命を迎えたり、建築当時は流行りだった間取りやデザインが現代だと古くさくなっていたり、雨漏りや給排水管といったトラブルが増えるのもこの時期からだ。
そうなると当然に賃料は下がるし、空室も目立つようになり、修繕費の負担も大きくなるなど、収支はどんどん悪化していく。収支改善のためには効果的なリフォームや計画的な大規模修繕を施す必要があるが、それらを実施するにも多くの費用と労力を要する。そのため、不動産なんて儲からない、と頭を抱えているオーナーも多いことだろう。
壊して建てて儲かる時代はもう終わり
令和の時代は「長期活用」こそ儲かる
今回紹介する書籍「”築20年”からのアパート・マンション経営”成功”の秘訣!(ごま書房新社)」の著者で、不動産の仲介・管理をはじめとした不動産総合コンサルティング業を手掛ける「株式会社市萬」を経営する西島昭氏のもとには、そうした悩みを抱える築古物件オーナーからの相談が数多く寄せられる。特に「持っていても大変なばかりなので手放したい」や「今の建物を解体して、新しく建て替え
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健美家編集部(協力:
(たまあらい))