定期的に競売セミナーを開催し、日々、競売の相談を受けているドクターKである。今回、競売で公開されていた一棟マンションの競売事例をご紹介する。
紹介する物件は、南関東の市町村にある一棟マンションである。そのマンションは、東京湾に面した市町村にあり、近隣に大学や自衛隊駐屯地がある。
築年数は35年が経過し、経年劣化による損傷や汚れが目立つ。このマンションは12室の部屋があり、賃貸中は4室のみであり、8室が空室である。
但し、最寄りの駅からは1km未満であり、都内には1時間以内で通勤可能である。マンションの運用管理、賃貸管理を怠っていた形跡が見受けられるが、しっかりと管理すれば、空室が目立つことは無くなるだろう。
このような物件に対して、どのくらいで落札されるのか?利回りはどれくらいか?ご参考頂けたらと思う。
1.物件概要
(1) 所在地
物件の所在地は南関東の市町村にあり、人口は約17万人である。東京湾に面しており、大型の団地、マンションが点在し、ベッドタウンとして知られている街である。また、古墳や遺跡など、歴史的な名所も多く残っている点も特徴である。
(2) 物件概要
物件は、土地面積が182平米、建物の
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