国土交通省は、個人所有の住宅を賃貸住宅としての流通を促進することを目的に、「DIY型賃貸借に関する契約書式例」と、DIY型賃活用にあたってのガイドブック「DIY型賃貸借のすすめ」を作成した。
そもそも通常の賃貸借契約では、貸主の負担で修繕や設備更新を行うのが一般的。その際に、借主の意向は反映されない。
対して「DIY型賃貸借」では、借主の意向を反映した改修を行うことができる。改修にあたっては借主自身がDIYする場合もあれば、専門業者に発注することも可能。費用負担については借主が負う(内容によっては貸主が行うことも考えられる)。
つまり、改修工事の費用負担者を貸主に限定しないことで、幅広く個人住宅賃貸を流通させて、空き家問題を解決していこうという主旨だ。
借主にとっては、賃貸物件であっても自分の好みにDIYできるというメリットがある。
主な内容は以下の通り。
■「DIY型賃貸借に関する契約書式例」
- 借主負担により小規模な改修を行う場合を想定(賃貸借契約書とセットで使用)
- 改修内容や明渡し時の原状回復の有無等を貸主と借主が予め明確に認識し、合意できるよう、借主が希望する改修内容等を貸主に申請し、貸主が
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