人気の中央線沿線のうちでも、このところしばしばマスコミに登場、注目を集めているのが西荻窪である。住みたい人が多いためか、建替えはあまり行われておらず、築30~40年といったマンションが多く存在する街でもある。
■古い、同じ賃料帯の物件が集中、空室も多数
だが、古く、同じくらいの価格のマンションが多いため、競争は激しく、空室も出る。今回、内覧会が行われた西荻北ホープハウスも全41戸中、12戸が空き家という状態だった。
空室が出る度に改修はしてきているものの、30年以上住む人もいる同物件では長く住んだ人が退去した後の部屋は非常に古く、単に原状回復しただけでは貸せない。実際にオリジナルに近い部屋を見せて頂いたが、細長い鰻の寝床のような2Kで居室は和室に古めかしい柄の襖。風呂はバランス釜である。
オリジナルほどではないものの、その後に手を入れた部屋も和室が洋室になってはいるものの、特徴はなく、部屋として選ばれる要素はない。
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