空き家の活用で問題になるのは適法性を担保すること。そのうちでも特に生命に関わることだけに耐震性能については注意を払いたい。
だが、耐震性能を上げようとすると多額の費用がかかり、投資としては収支が合わなくなるのではないかという懸念も持つ人もいよう。
そこでひとつ、参考になるのは住宅ではなく、店舗その他として使うことを前提とすることで耐震等級1でも良しとし、割り切った改修をするという考え方である。
住宅と店舗、オフィスでは求められるものが違う
住宅の性能を表す制度に2000年に施行された「住宅の品質確保の推進等に関する法律(品確法)に基づく住宅性能表示制度がある。
新築一戸建てに関しては全体の3割ほどがこの制度を利用、そのうち、耐震に関しては3ランクの等級のうち、9割ほどが等級3(最も性能が高い)を取得している。
そのため、一戸建てに関しては等級3を標準的と思っている人もいるかもしれないが、寝ている
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる