東京メトロ千代田線根津駅から歩いて2分。路地に建つエメラルドマンションは1972年に建てられた鉄骨造の3階建て。3階にあった4畳半+水回りの2部屋が1LDKに改装され、それまでの家賃からするとかなりアップした上にあっという間に入居が決まった。内装だけでなく、外観も含め、これまでとは全く違うターゲットを狙った改装について聞いた。
予算、規模から建替えではなく再生を選択
物件がある谷根千周辺は細い路地が多く残るエリア。エメラルドマンションもそうした路地に面しており、築51年。3階建てで1階にはオフィス、2階、3階に2世帯が居住していたが、3階に住んでいた外国人はコロナ禍で退去。
そのまま、1年半ほど放置されていたが、たまたまオーナーが自宅の改修を依頼した株式会社Drawerの田中マサシ氏に相談したことから改装することになった。
「建替えには2億円後半くらいの予算がかかる上に現在よりも小さな建物しか建たない。そこで既存の建物が生かせるなら生かして使おうということになって着手しました。
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