不動産投資を行うにおいて、重要な指標となる「空室率」。アパート・マンション・貸家などがどれくらい埋まっていて、どれくらい空いているのか。投資家・大家さんにとって関心の高いデータだ。しかし、データによっては高かったり、低かったり。一律に5%という根拠のない値が用いられていたり、場合によっては8%、10%などという値が使われることも。今回は、土地統計調査や株式会社タスの空室率TVI(タス空室インデックス)など、空室率の算出方法について解説する。
■住宅・土地統計調査に含まれる賃貸住宅データと管理業者等が保有するデータの違いとは?
まずは以下の図をご覧いただきたい。住宅・土地統計調査に含まれる賃貸住宅のデータと管理業者等が保有するデータには違いがある。
【空室募集中データ】(A2)
空室があれば、賃貸住宅オーナーは入居付けのために不動産会社や管理会社に入居募集を依頼する。依頼された空室データは、レインズや住宅情報提供会社に登録される。
【満室稼働データ】(A1)
サブリースの場合は賃
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