中国不動産大手「恒大集団」の経営危機について、投資家が返金を求めて殺到する様子など連日のように日本でも報道されている。リーマンショックのような金融危機に広がるのではないかとの懸念や、日本への影響はほとんどないとの見方もある。
今回の件を、どう受け止めたらいいのだろうか?
中国をはじめ10ケ国25戸ほどの海外不動産を保有し、会員数2700人の「海外不動産投資アマチュア投資家の会」を管理する征矢野(そやの)清志氏を取材した。「エコノミストや経済学者でないので正確なところは分からない」との前提で、話を聞かせてくれた。
中国の不動産は不安定、カントリーリスクもある。
購入3年で3倍近い価格に跳ね上がったものの売却
征矢野氏は中小企業を営みながら、原則、借り入れも売却もせず、現金で収益物件を買い増すスタイルで不動産投資を行っている。
国内ではリーマンショック前後から自宅近くにアパートや土地を購入。海外では2008年のグアムを皮切りに10ケ国25戸程度を保有する。「20
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