日本ホームインスペクターズ協会が実施する「第8回公認ホームインスペクター(住宅診断士)資格試験」が、2016年11月13日に全国7都市で実施された。受験者数は1,900人を超え、2009年の試験制度開始以来で過去最高となった。今後のスケジュールは、12月22日13時に合格発表が行われる。
■宅建業法一部改正による「インスペクションの説明義務化」が影響か
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務。
住宅の購入前や、ご自宅の売り出し前にホームインスペクションを行うことで、建物のコンディションを把握し、安心して取引を行うことができる。また、不動産仲介業者が物件の状況を消費者に明らかにするために利用するケースも増加。
診断の方法は目視での屋根・外壁・室内・小屋裏・床下などの劣化状態を診断するのが基本で、機材を使用する詳細診断もある。公認インスペクターが住宅全体の劣化状況や欠陥の有無をチェックした後は、メ
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