「移動のニーズ」に対応するサービス
自治体と民間が協働で事業を展開
近年は人口減少などを背景に、地方における公共交通機関の廃線が相次ぐなど、地域住民の移動手段に大きな変化が訪れようとしている。
あるいは、インバウンドのみならず日本人の旅行需要が高まるなか、観光地においては電車やバス、タクシーなど既存の移動手段以外のサービスと連携した、移動の利便性向上に対するニーズが高まっている。このような課題に応えるのが「MaaS(マース:Mobility as a Service)」だ。
MaaSとは、地域住民や旅行者一人ひとりの移動ニーズに対して、複数の公共交通機関やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済などを一括で行うサービスのこと。
観光や医療などの目的地における交通以外のサービスとの連携により、移動の利便性向上や地域の課題解決に資する手段とされ、現在は全国各地で実証実験を
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