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大阪市西区の「中之島GATEターミナル」。万博開幕に向け、水都大阪の新たな観光資源に

都市計画・再開発(地域情報)/大阪 ニュース

2023/08/29 配信

「中之島GATEターミナル」の完成イメージ図。2023年度中に着工し、2025年4月の万博開幕までの完成を目指す(出典:大阪府)
「中之島GATEターミナル」の完成イメージ図。2023年度中に着工し、2025年4月の万博開幕までの完成を目指す(出典:biid株式会社)

「中之島GATEターミナル」の整備・管理は
biid株式会社が優先交渉権者に

大阪府は2023年6月、大阪市西区の安治川沿いに予定されている「中之島GATEターミナル」の整備・管理運営事業について、神奈川県藤沢市を拠点とするbiid株式会社を優先交渉権者とすることを公表した。

神奈川県の湘南・江ノ島エリアを拠点とするbiidは、マリーナや海辺不動産の再生・有効活用、サーフィンやSUPなどのマリンスポーツビジネスを中心に展開。江ノ島や横浜にあるカフェ&バー「ヘミングウェイ」、みなとみらいの景色を眺めながらSUPヨガなどができる「横浜ボートパーク」、瀬戸内の美しい海が眺められる香川県・小豆島の宿泊施設「シータイガー アイランドイン小豆島」などを運営する。

2022年7月には、宿泊施設や飲食店、テニスコートなどを備えた複合マリーナ施設「大阪北港マリーナ HULL」を大阪市此花区にオープンさせるなど、関西でも積極的に活動している。

大阪府では、2025年の大阪・関西万博の来場者を市内の観光拠点に船で誘客することで、水都大阪の魅力を全世界に発信し、今後の大阪観光の柱の一つとして成長させることを目的としている。

その意味で、大阪府は海と川の結節点において海船と川舟を乗り換えることができる「中之島GATEターミナル」の整備に期待している。

大阪の都心と万博会場の夢洲を結ぶ「中之島GATEターミナル」(出典:大阪府)
大阪の都心と万博会場の夢洲を結ぶ「中之島GATEターミナル」(出典:biid株式会社)

「中之島GATEターミナル」は、万博会場である夢洲、大阪のシンボルである大阪城、そして心斎橋・道頓堀など、大阪中心部の観光地へ船でアクセスする際の拠点として整備する予定。

場所は、大阪市中央卸売市場の対岸にある安治川左岸に位置し、船着場とともににぎわい施設を建設するなど、新たな観光地としての役割も果たす。

レストラン運営やクルーズ、
空飛ぶクルマのポート運用などを計画

大阪府がbiidを選んだ理由としては、レストラン運営、プライベートチャータークルーズのプランや水上タクシーの送迎プランの実施、地域と一体となったイベントの開催などにより、水辺のにぎわい創出と舟運の活性化を推進するとともに、地域の活性化を促す提案であったことが要因の一つだ。

また、空飛ぶクルマのポートの運用を目指すなど、先進的な提案がされていることも高く評価。その提案が実現しない場合の資金計画も検討されており、継続的な運営が期待できると見込まれたのも大きい。

biid株式会社が運営し、2022年7月に此花区にオープンした「大阪北港マリーナ HULL」(出典:biid株式会社)
biid株式会社が運営し、2022年7月に此花区にオープンした「大阪北港マリーナ HULL」(出典:biid株式会社)

一方、運営会社のbiidは大阪市此花区の「大阪北港マリーナ HULL」も手掛けていることから、今後は「大阪北港マリーナ」と「中之島GATEターミナル」の連携を強化していくという。

2025年4月の大阪・関西万博の
開幕までに完成予定

「中之島GATEターミナル」建設の今後のスケジュールとしては、大阪府河川水辺のにぎわいづくり審議会への諮問を経て、早ければ2023年度中に着工。2025年4月の万博開幕までの完成を目指す。

ちなみに、大阪府が整備する船着場については、エイト日本技術開発が設計を進め、11月末までに完了する予定。整備事業者の決定後、2023年度から2024年度にかけて工事すると想定される。

「海と川と空」「日本と海外」「今と昔」「人と人」というこれら4つの視点でつなぐ総合拠点となる「中之島GATEターミナル」。万博はもちろん、その後も水都大阪の新しい観光資源の一つとして大きな期待が寄せられる。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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