JR渋谷駅の改良工事が始まった。まずは現在、駅の南側にある埼京線ホームを北側に約350m移設、山手線ホームと並列として乗り換えを容易にする。ホーム幅員は最大12mとなる予定で、2020年春、東京五輪開催前を目標に整備が進む。
現在外回り、内回りで別になつている山手線ホームをひとつにまとめる、1面2線化も行われる予定で、ホーム幅員は最大で16mになる。合わせて東西を結ぶ自由通路を1階北側に幅員22m、1階中央部に幅員23mで整備することになっており、これと1階、3階の駅構内コンコース拡充により、駅構内、駅周辺の混雑緩和、他者線との乗換動線の改善が図られることになる。
もちろん、バリアフリー化も図られ、1階、3階コンコースと山手線、埼京線各ホームを結ぶエレベータが設置される予定だ。全体の完成予定は2027年度。現在の渋谷駅は動線が交錯しており、慣れている人でも動きにくい状況である。こうした改良工事が使いやすい渋谷駅に繋がることを期待したい。
健美家編集部(協力:中川寛子)