マンション大規模修繕を主軸とする株式会社セラフ榎本は、かねてより開発を進めている「外壁劣化検出AIシステム」の新規ラインナップとして、AIを用いて外壁タイルの浮き想定箇所を検出する「外壁タイル浮き検出AIシステム」のプロトタイプを開発したことを発表した。
同社では2019年よりドローン外壁調査診断事業に注力しており、100件以上のドローン調査で得た画像データをもとに、AI解析技術を開発した。
外壁タイルの浮き状況はこれまで人が解析していたが、撮影した膨大な量の赤外線画像の編集及び解析に時間がかかることや、専門的な知識が必要であること、見落としのリスク、解析者によるばらつきなどの課題があった。
同システムは、劣化状況を確認したい写真をソフトへ取り込むだけで外壁劣化箇所を検出。解析後は赤外線画像内の浮き想定箇所にマークが付くため、ひと目で劣化を判別できる。これにより、解析労力削減による低コスト化や解析の迅速化、報告書の短納期化、さらにAIと人間がダブルチェックすることで、より精度の高い外壁調査診断サービスを提供することが可能だ。
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる