2016年11月8日、共和党のドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ大統領に選出された。早速に日本との関係その他、今後がどうなるかが話題になっているが、ここではアメリカのリート市場への影響についてゴールドマン・サックス社が発表した今後の見通しについて紹介しよう。
●トランプ経済施策は米国経済の追い風になる?
まず、トランプ氏が掲げる経済政策についてだが、詳細はまだ決定されていないものの、財政刺激柵や減税案など多岐に渡っており、全体としては米国経済の追い風になるのではないかと見られている。具体的な施策案は以下の通り。
・税制改革・減税による米国企業の収益拡大、個人消費の促進
これについては法人税率の引き下げ、海外利益の国内回帰促進、個人所得税の最高税率の引き下げ、所得税率の簡素化、相続税の廃止などが想定されている
・財政刺激策として大規模インフラ投資による雇用創出
これについては10年間で1兆米ドル規模のインフラ投資、老朽化しているインフラ更新時に新たな雇用を創出という案が想定されている
●金融市場は期待から上昇
続いて選出前後のアメリカ金融市場の動きを見て行こう。市場にとってはサプライズだったのは言う
...この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる