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● 銀行アパートローンの融資判断の基準 5,260 アクセス |
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みなさん、新年あけましておめでとうございます。 元銀行マンのまきまきでございます。本年もよろしくお付き合いの程、お願い申し上げます。今年1年が、皆様にとりまして良い年であることを、心よりお祈り申し上げます。 2010年の初回は、アパートローンを銀行が審査する際、どの部分を判断材料としてみるかを少しお話してみようと思います。 住宅ローンであれ、マイカーローンや教育ローンであれ、もちろんアパートローンについてもですが、銀行にとっては、貸出の形は異なっても、お客様にお金をお貸しする、融資業務であることには変わりありません。 貸出をするにあたっては、銀行には憲法のような大切な5原則があります。 かつてのバブル華やかかりし時代、あれからもう十数年以上も経ちます。もし銀行各行が、この5原則に則って、忠実に業務を遂行していたならば、銀行本来の使命に忠実であったならば、おそらくここまで銀行の財務体質が疲弊することも、景気が低迷することも、なかったのかもしれません。 その点では、その当時、自分もその一端を担っていた一銀行員であったことには、熟じたる思いを禁じえないものがございます。 まずは、その5原則についてお話することにいたします。 【原則 (1) 成長性の原則】 『銀行の貸出は、常に、顧客(事業)の成長を促すものでなければならない。』 自分は、志のある経営者と悩みや苦労をともにし、一緒になって企業を育成・成長させるために汗水を流し、貸出することが、銀行マンの使命だと思っていました。その企業が成長することで、そこに関わる多くの取引先、従業員とその家族、そして地域経済に貢献するもと信じていました。これが銀行マンの至上の使命であると・・・。 【原則 (2) 安全性の原則】 『銀行の貸出は、できる限り安全な貸出でなければならない。』 どんな貸出も、放漫融資であってはなりません。たとえ地域経済のためといっても、その貸出が返済の目処のある、より安全な貸出でなければならないからです。 貸出するお金は、預金者のご預金で賄われています。顧客からお預りした大切な預金を、慎重に運用(貸出)することもまた、銀行の大切な仕事でもあるのです。 【原則 (3) 収益性の原則】 『銀行の貸出は、適正なお利息を確保できるものでなければならない。』 銀行と言えども、民間企業である以上、収益を上げなければ役職員の給料や諸経費を賄うことはできません。すなわち、この貸出利息が銀行にとっての大きな収益(売上)になる訳です。 貸し手から見て、ただ金利が高ければいい、借り手から見て、ただ安ければいいというものではありません。 金利は銀行にとっては命そのものであり、健全な金利体系の構築、リスク相応に見合った金利設定こそが、銀行の重要な使命の一つでもあるのです。 【原則 (4) 流動性の原則】 銀行にとって、貸出ができるだけ短期期間の貸出の反復であることが望ましいと言うことです。 貸出は、その貸出期間が、長ければ長いほど、銀行にとってはリスクを伴うものになります。今日のように、分刻みで相場が変動し、グローバル規模で経済が激しく変動するなか、5年10年先を予想することは、極めて困難です。 貸出期間25年〜35年余りのアパートローンの貸出判断は、自ずと慎重にならざるを得ないのが現実であることを忘れないでください。 【原則 (5) 公共性の原則】 銀行は、民間企業でありながら、国の金融システムの根幹を支える重要な組織であることは、みなさんご承知の通りです。したがって、その業務運営は、常に公共性の観点にたったものでなければなりません。 一個人のために、恣意的にサービスを提供することや、個人の情実をもって貸出の判断を変えることは、あってはいけないことなのです。 このように、銀行の融資判断のベースには、上述の5原則がまず存在することをご理解ください。 そして、この5原則に基づいて、各種のローン商品が存在し、それぞれに取扱い要領が定められ、その基準をひとつずつチェックしていくことになるのです。 大まかに言えば、まずその貸出案件(事業)が、 ・適正かつ必要なものかどうか? ・事業本体で、十分返済できる財源を確保できる事業計画になっているか? ・担保として余力のある物件か否か? ということです。 次回は、そのあたりから、少し掘り下げてお話することにいたしましょう。 |
まきまきさんのご紹介 元地方銀行マン現在、首都圏在住 某一級建築事務所 ( 工務店 ) 勤務 住宅・リフォーム営業 雪国生まれ雪国育ち 公立大学経済学部卒 某地方銀行に入行 東京地区、札幌地区、阪神地区の 支店を歴任、長年都会店舗での 法人渉外に従事。 地元店舗での、個人リテールも経験。 バブル時代の真っ只中に銀行入行、 バブル崩壊、金融不安と激動の時代を銀行で過ごす。 いつの頃からか、 今日の銀行の経営方針、体質、存在意義に疑問を感じ、自己の信じる銀行マンとしての使命との大きなギャップに悩み始め、金融不安後、長年勤務した銀行を退職する。 自分を見つめなおすため、生きること・働くことの意義を問い直すため、1ヶ月程度、 ( 英語もしゃべれないのに ) 単身NYに渡りバックパッカー生活。 帰国後、地元中小企業に一旦就職。 建築物のビルメン業務に従事。 業務のなかで、 建築知識の不足を痛感、 一念発起、建築事務所に転職。 現在修行中。 【 保有資格 】
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