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第46話 |
不動産投資に「ブーム」なんていらない ( 22 ) |
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個人の不動産投資の世界には、なにやら 【 流行 】 のようなものがあります。2000年代前半は福岡や仙台など 「 地方都市の新築アパート 」 で、価格帯は3,000万円台から6,000万円くらいまで。2005年あたりからは 「 RC(鉄筋コンクリート)一棟もの 」。これは2億円らいまででした。そして数年前からいわゆる 「 ボロ物件 」。地方にある数百万のボロボロ物件を安値買いするものです。最近は、首都圏郊外にある建物価値のない中古木造アパート。さて、次は一体何がブームになるのでしょうか。 長く個人の不動産投資市場を定点観測している者から見ると、しばしばこのようなブームが起こることについて、何かおかしさというか、危うさを感じます。おおよそこのようなブームが起こるには、その手法を唱える者が現れるとか、その時期に融資が受けやすいとか、何らかの理由があるものです。 なにか目新しい考え方や手法が紹介されると、そのたびごとに色めき立つような市場というのは、かなり未成熟であることの証左あり、そのような市場で私たちは投資をしようとしていることの危うさに気づかなければなりません。一方でこのような危うい市場では、思わぬお宝物件が眠っているのというのも事実。ただし、このような物件をつかむことができるようになるのはそう簡単ではありません。たまたまつかめたとしても、それはあくまでたまたまですから、買い進めるプロセスで失敗します。 不動産投資にブームなんて本来、あるわけはないし必要もないもの。なぜなら、買ったあとは長いのですよ。新築マンションでもRC一棟ものでもボロ物件でも、うまくいっている人はうまくいっているし、そうでない人もいます。 ・事業性や建物の価値を見極め、然るべき価格で買うこと。 ・その後は地道に入居者満足に徹すること。 ・中長期的な、持ち家も含めた広義の住宅市場の動向について把握しておくこと。 このような、事業者としてあたりまえの鉄則を守りさえすれば、どんな物件種別でも、どこに投資しても問題はない。それができなければどんな物件を買っても成功はできないという事実が、じわりじわりと時間をかけて明白となり、市場が少しずつ成熟するプロセスにあるというのが、個人が参加する国内不動産投資市場の状況です。 本コラムで何度も指摘した通り、日本の人と不動産の関係はいま、歴史的な転換期、大激動期に突入しています。これまでの価値観や風潮、仕組みが雪崩をうって崩壊を始め、新しいそれらと入れ変わりつつあります。私たち不動産業界人は、日々不動産に囲まれて、それを生業としていますが、それでも必死に勉強しないと追いつかないほどのスピードです。不動産投資で中長期的に、安定的な成功を収めたいなら、いまほど勉強が必要な時期も、そうそうないと思う今日この頃です。 |
長嶋 修さんのご紹介 ![]() 長嶋 修さんのブログ 不動産コンサルタント 1967年(昭和42年) 東京都墨田区生まれ 株式会社さくら事務所 取締役会長( 創業者 ) NPO法人 すまひとプロジェクト 理事長 不動産投資家倶楽部 「エクシードエックス」主宰 【著書一例】
【講演実績一例】
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