第43話 
『空室率を下げて実質的な収入を増やす』作戦。春の入退去シーズン。 ( 24 )
早いもので、もう3月中旬。
『 春の入退去シーズン 』 も佳境だ。2〜3月の間にしっかりと入居者を確保できるかどうか?が向こう一年間の賃貸経営の安定性を左右するといっても過言ではない。今回は、そんな 『 春の入退去シーズン 』 のとある一日を実況中継でお伝えしていこうと思う。


■2010年03月7日(日曜)

午後。自宅でくつろいでいたら、
りんくうマンションの管理をお願いしているアンパンマンさんから、

「 2月末で退去になった部屋ですが、
 本日正式に新しい入居者との契約が決まりました!」

と携帯へ連絡が入った。
空室期間わずか7日のスピード入居だ。
実は、しばらく満室を続けていた大阪のりんくうマンションなのだが、2月上旬頃。 2年半前にマンションを購入したときからの入居者の方から

「 仕事の都合で転勤になるので2月末で退去したい 」

と連絡をいただいていた。
本来であれば、退去が2月末なので3月以降に本格的な募集を掛けるところなのだが、入居希望者の絶対数が多い 『 春の入退去シーズン 』 に乗り遅れないため、問い合わせが来ても室内を見学できないことを承知で、先行して入居募集を掛けていたのが幸いしたようだ。

今回入居申し込みいただいた方に伺ったところ、

「 ネットで検索していたら、明らかに条件の良い物件が、相場より1万円は安い価格で出ていたので、室内は見られなかったが、急いで申し込みをしました。3月に入って実際に部屋を内覧したところ想像以上に良い部屋だったのでその場で契約書にサインしました 」

とのことだった。

それにしても、このりんくうマンション。
大阪圏では住宅地としては、どちらかというと不人気のエリアに立地しているのだが、それでも1LDKの間取りで6万円〜7万円は設定できる。

しかし、リーズナブルな価格設定により、空室率を極限まで下げ実質的な収入増を狙う作戦をとっているので、"どう見てもお買い得物件"に見えるよう、あえて合計金額で5万円台に価格を設定している。

更に、同じ5万5千円いただくにしても、共益費や駐車場代など項目を細かく分けることで、見た目上の家賃を4万円台にまで下げている。

エリア内の同一条件の物件は皆、6万円台以上の中で一軒だけ家賃4万円台の物件があると、それだけでかなり目立つ。

企業の転勤や大学などへの入学シーズンである今、しっかりと入居者を集めておかないと、時間の経過とともに入居者募集が難しくなってしまう。
立地や物件にもよると思うが、今の時期を逃すと次に入居者が動くのは秋になってしまうというケースも少なくないと思う。

この時期に空室をお持ちの大家さんは、ある程度条件を下げてでも、3月中に入居が決まるようにした方が良いと思う。

世の中の経済状況に合わせて、目の前の表面的な募集金額だけでなく、中長期的な視点で、空室率まで勘案した上での、『 実質的な収入 』 を最大化するための施策を打つことが重要だ。

不動産投資の収益物件

2010年3月15日掲載

脇田 雄太さんのご紹介

健美家ニュース編集部
脇田さんのブログ

脇田雄太事務所代表
不動産投資家

大阪在住の32歳
1977年生まれ。B型・おとめ座。
愛車:プリウス

出版社勤務の会社員
エクシードエックス 講師 兼 会員

2007年7月、大阪府にてフルローン融資を受けRCマンション一棟を購入。現在、会 社員生活のかたわら、投資用としてマンション1棟、アパート2棟、一戸建て2軒を所 有。投資家として活動を開始後わずか1年で5棟30室を取得した。

脇田さんの保有物件その1
脇田さんの保有物件その2
脇田さんの保有物件その3

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