日本人に人気の海外旅行先の一つがハワイだ。そして日本人富裕層は、価格が高いにもかかわらず、セカンドハウスや投資用として、コンドミニアムや戸建て住宅を活発に購入している。今回は、日本人がハワイの不動産を好む背景を探ってみた。
米国テキサス州に拠点を置くハワード ヒューズ コーポレーションによると、2016年(1~12月)にハワイの不動産を購入した外国人は、日本人が581件(購入額753.7百万ドル)となってトップだ。
2位のカナダは116件(同102.0百万ドル)、3位の中国が30件(同39.5百万ドル)と2位以下を大きく引き離している。
以下、香港(21件)、韓国(12件)、シンガポール(11件)、オーストラリア(9件)、グァム(7件)、台湾(6件)、イギリス(4件)が上位10位の顔ぶれである。9位のオーストラリア以下は一桁台の購入件数にとどまっている。日本の581件のうち562件をオアフ島での取引が占めている。
このハワイ人気は、貿易風による一年中過ごしやすい気候が大きな要因である。実際、2016年の渡航者は880万人に達
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