豊島区北大塚で行われた1975年築、2018年時点で築43年のマンション1室のフルリノベーションのオープンルームを見てきた。
■原状回復だけでは無理という理由多数からフルリノベに
元々の部屋は33㎡の2DK、今の感覚でいえば2Kというところか。ファミリーが長年居住していたため、室内はかなり傷んでおり、加えてDKが狭いだけでなく、洋室も細長く、あまり使い勝手は良くなさそう。
そこで、管理を担当する永幸不動産の森下智樹氏はフルリノベーションを提案した。
「原状回復だけでも100万円程度はかかります。でも、そもそもの間取りの使い勝手の悪さ、洗濯機置き場がバルコニーに、キッチンに給湯器があるなどのマイナス点を考えるとそれだけでは早く決まらない可能性があります。配管などの傷み等も考えると、一度抜本的に手を入れておく必要がある。そう考えたのです」。
実際、退去後の写真を見せていただくと、室内はひどく汚れており、設備は古い。この状態で表
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