平成29年分所得税・消費税の確定申告の締め切りまであと10日を切った。不動産投資家の中にも、既に申告を済ませた人、正に今作成中の人など様々だろう。ところで、この確定申告は、毎年少しずつ使い勝手が良く(?)なっている。今回は、そんなちょっとお得な情報を紹介したい。
1 医療費控除の領収書提出が不要に。
医療費控除の申告をして、税金の還付又は節税をするサラリーマン投資家も多いだろう。本人と家族の医療費が合わせて10万円を超えると、その超えた金額が所得控除できる。
これまでは、原則として医療費の領収書を税務署に提出しなければならなかったが、今年の申告から「医療費控除の明細書」の添付が必要となり、領収書の提出は不要となった。
「医療費控除の明細書」は、医療を受けた人ごと、医療機関ごとに一年間の合計金額を記載すればよい。また、健康保険組合等が発行する「医療費のお知らせ」を申告書に添付しても良い。ただし、医療費の領収書は自宅で5年間保存する必要がある。領収書の束を税務署に持って行く手間が省けるということだ。
2 セルフメディケーション税制で10万円以下でも医療費控除が可能に。
セルフメディケーション税制による
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