家具・家電のレンタル市場が拡大している。矢野経済研究所では「住まいと生活支援サービスの実態と将来展望」と題したレポートを毎年出しているが、そのうちには注目する生活支援サービス市場として家事代行サービス、ハウスクリーニングに続いて家具・家電レンタルが取り上げられている。
2017年までの4年間で取り扱い件数が3.4倍以上に伸びた例もあり、日常使う品を中古で借りることへの抵抗が薄れ、それよりも経済的メリットを優先する人が増えていることが分かる。
賃貸経営者として注目したいのはセットで長期に商品を借りれば安価になるという点。
たとえば愛知県名古屋市にある家具・家電レンタル業者が手がけるレンタルリグなるサービスで冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、掃除機などの8種類から4種類を借りるセットを2年間利用すると料金は5万4000円。
これは月額に直すと2250円。空室が出る、続いているという場合や競合が多く、決め手にかけるという場合には十分検討しても良い価格ではなかろうか。4点セットではなく、3点セット、2点セットにすればもっと安くなる。
実際、同社で
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