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空き家解消の秘策。改修費用負担無しで物件再生、話題のカリアゲ物件見学会レポート

賃貸経営/空室対策 ニュース

2018/05/21 配信

外観。斜面に建っており、玄関へは階段を下りる
外観。斜面に建っており、玄関へは階段を下りる

大田区南馬込。少し前までシェアハウスとして人気を博してきた昭和30年代に建設された築50年超の一戸建てが新たにカリアゲの仕組みを使って活用されることになり、見学会が行われた。

これまで入居者がいたため、見られなかった室内が見られると見学してきた。

2階に4室のシェアハウスとしてここ4年くらい運用されてきた
2階に4室のシェアハウスとしてここ4年くらい運用されてきた

カリアゲとは改修事業者が改修費用を負担して空き家を改修、建物所有者から建物を借りて一定期間転貸し、改修事業者が建物所有者に払う家賃と入居者が改修事業者に払う家賃の差額で改修費用を回収するという仕組み。

現在運用されている物件の試算例。一応、6年間の運用ということになっているが、実際に物件により異なることも
現在運用されている物件の収支計算。6年間運用した場合のもの。1)はオーナーがリノベーション費用462万円を負担するケースで、その場合、オーナーは6年間で171万6000円の収益。2)はオーナーが462万円を出さずにカリアゲの仕組みを使った場合の収益。79万2000円になる。最後がその差額。6年間で92万4000円、1年間で15万4000円、収益は下がる。462万円を払って171万円6000円の収益を上げるほうが間違いなく得だが、1円も出さずにそれまで
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