スルガ銀行は15日、「「シェアハウス関連融資問題」に関する経過のご報告と今後の対応について 」としていわゆる「かぼちゃの馬車」問題に関して社内に設置した「危機管理委員会」の調査結果の要旨を公表した。
なお、同行のシェアハウス関連の融資対象顧客数 は1,258 名 、融資総額は203,587 百万円 で、この内の多くが「かぼちゃ」関連だと見られている。
要旨で指摘した問題点は概略次のようなものであった。
1 顧客に販売する不動産価格が転売により吊り上げられていた
オーナー(スルガ銀行の 顧客である投資家)に対してシェアハウス建設用土地を販売するまでに転売を繰り返し、スマートデイズ(又はその関係会社)が中間の買受人となることによりマージン(利ザヤ)を得、それを他のシェ アハウス保証賃料の支払いに当てていた(つまり自転車操業)。
顧客は、相当に割高な価格で不動産を購入した可能性があるが、 スルガ銀行に不動産評価の結果を聞かされ、また、その評価に基づきスルガ銀 行も 9 割までは融資を付けるということを聞かされることにより、自らの購入価格についてスルガ銀行からの「お墨付き」が与えられている、と理解したこ
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