一般にデザイナーズというと、室内の新奇さを売りにした物件をイメージするが、それだけではやっていけない時代である。賃料に見合った立地、質が伴わないと、見た目だけでは決まりにくくなっているのである。
そんな中、竣工後すぐから好調な物件がある。赤坂6丁目の角地に建つ赤坂ブリックレジデンスだ。六本木ミッドタウン、赤坂サカスまで徒歩7分という足回りの利便性に加え、とんがってはいないが、よく考えられた室内、設備の質から選ばれていると思われる。竣工後の見学会で見てきたポイントをご紹介しよう。
一般的なデザイナーズのイメージに多少なりとも合致しているのは外観。瀬戸で作られた煉瓦とダークグレイのバルコニーが交互に配され、ぱっと見ると市松模様のようで、ひときわ目立っている。
建物の所有者であるアトリウムから建築家木下昌大さんへの注文は「外観で魅力をアピールできる建物」ということだったそうで、それに応えた形がこれというわけだ。
単に見た目が面白いだけ
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