不動産ポータルサイト、アットホームの調べによると2015年2月の首都圏における居住用賃貸物件の成約件数は2万8156件で、前年同月を8.6%上回った。数字だけで見ると大幅増と思われるが、これは前年2月が大雪の影響で大幅なマイナス(11.3%減)だったため、その反動という側面が強い。
とはいえ、一戸当たりの平均賃料は新築マンションで12カ月連続上昇、中古マンションで3カ月連続上昇となっており、なかなか賃料を上げにくい状況はわずかながら解消されつつあることを伺わせる。
一方で新築アパートは2カ月連続の下落、中古アパートは4カ月ぶりの下落となっており、アパートに関しては、まだまだ厳しい状況が続いているといえそうだ。
健美家編集部(協力・中川寛子)