建設ラッシュが続いて来た名古屋駅から歩いて5分ほど。ほとんど駅前と言っても良いような好立地に柳橋中央市場がある。
明治時代の、まだ名古屋駅が存在しなかった頃にルーツを持つという民間市場で、プロのための卸売市場という側面に加え、市民の台所としても重要な役割を担っている。
市場内には市場利用者向けの飲食店も多く、以前から周辺のオフィス街で働くビジネスマンのランチの場として親しまれてきたが、最近では訪れる観光客も増えている。
市場の広さは約4000坪ほど。そこに約300店舗が営業しており、マルナカ食品センター、名古屋綜合市場ビルには複数の店舗が入居している。元々は低層の建物ばかりだったが、戦後、名古屋駅近くという立地のため、地価が上昇、1960年代以降にビル化が進んだ。
その柳橋中央市場近くに市営地下鉄東山線の新駅「柳橋駅」を作る構想が浮上している。市は2027年のリニア中央新幹線開業に向け、市場一帯の再開発と新駅設置を検討するための調査費を予算化している。
現地を訪れてみると2~3階程度の低層の建物が多く、かつ大半
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