資産形成の過程として、貯蓄に励む場合と、不動産投資する場合をシミュレーションにより比較した結果、毎月5万円・年間60万円を積立貯金に回すよりも、収益マンションを購入してローンを繰り上げ返済するほうが同じ投資資金でも最終的に得られる資産に2倍以上の〝資産格差〟が生じる。
日本財託(東京都新宿区)がそうした試算を10月の投資の日に合わせて発表したが、そうした目線から不動産投資をスタートしたサラリーマン大家を取材した。
その投資家をK・T氏(44歳)としよう。千葉・新鎌ヶ谷に在住で都内の小売り大手の本部で商品仕入れやPB(プライベートブランド)商品の開発に携わるマネージャーだ。もともと株式投資をメーンにしていたが、リーマン・ショックなど世界的な金融危機を受けて上手くいかなかったという。
手元資金が目減りした金融危機後の不況で老後の生活を考えると資産形成を本気で考えるようになった。悩んでいたところに現物投資としての不動産に着目して3年前に東京・小金井市の区分マンション投資を皮切りに大家業を開始した。
もともと資産形成に興味は持っていたが、小資金で資産形成が始められるレバレッジ効果に魅力を
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