いくら物件概要書、レントロール上の利回りが良い物件でも、購入後に入居者がいない(空室が埋まらない)というのでは運営していけない。その為には事前に近隣の賃貸需給状況(客が付くのかどうか)を調べておく必要がある
賃貸需給状況の確認に一番有効なのは、物件周辺の賃貸仲介業者のヒアリングだ。ただ、ヒアリングと言ってもいろいろなやり方がある。これは各オーナーが自分で考えていくしかないのだが、実際、どのように仲介業者と話をしたかについて、資産規模約5億、関西在住の投資家Tさんに聞いてみた。
「まず、物件の状況ヒアリングは、突然行くわけですから、あまり相手にしてもらえないケースがほとんどです。その中で私が実践しているのは、少しだけ聞き方を変えることです。例えば『この近辺で(○○駅周辺で)収益物件の購入を検討しています。ついては客付けの状況と、もし管理を御社にお願いした場合の条件等についてお伺いしたい』というように。」
ここでのミソは「もし管理を御社にお願いした場合」と言っているところだという。これには恐らく賛否両論あるだろう。しかしTさんはこの言葉を入れることによって、業者としては「この人は将来仲介だけで
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