アロハー!
ハワイに移住して日本の物件をリモート賃貸経営をしている天方エバンです。
年初からハワイ不動産の仕事で大変忙しくさせて頂いています。おかげさまで今年第一四半期で昨年1年分の売り上げに達成しそうな勢いです。今はしばらく行けていないサーフィンのイメージトレーニングをしている毎日です。
さて、今回は僕のお金に対する考え方についてご紹介します。いきなり金かよ! と思われた方もいるかもしれません。でも、投資家の皆さんなら、お金としっかりと向き合うことの大切さはよくご存知だと思います。
この考えは、僕ら家族が日本からハワイに移住したベースになっていることでもあるんです。僕が何も考えずにただ、貯金とか資産を増やすことに夢中になっていたら、今の生活はありません。
さて、お金持ちにも色々な人がいます。そして、僕の理想はずばり、「 あの人いつもぷらぷらしているけど、何して暮らしているんだろう? 」と言われるようなお金持ちでいることです。
多くのお金持ちは、服装や家、乗っている車などで「 ああ、あの人はお金持ってるから働かなくて良いんだろうな 」と思われるものです。しかし、僕は普通の家に住み、いつも同じような服装で( 笑 )、フツーの人にしか見えないのになんでいつもプラプラしているんだろう? と思われたいのです!
一代で大きなお金を得るパターンとしては、ベンチャーを立ち上げてIPOで大金持ちになってゴールインというルートが王道でしょう。でも、僕はその道に魅力は感じません。そもそも、そのような実力もないと思っています。
このような「 成功 」は、先見的なビジョンや才能がある人が、人の何倍も働いてようやく達成できることだと思います。その過程で人も雇うでしょうし、相当な時間もとられます。これは、僕がはなから目指すところではありません。
その代わり、僕が目指すのは、ほとんど何もしないで家族で楽しく、好きな場所で暮らすという生き方です。もちろん、お金には困らず、です。そのために、どうしたらいいのかを逆算して、実行して生きてきた結果が、今の僕自身であるともいえます。
僕には大きく分けて、二つの大きなお金に対する方針があります。
1、使うときはドーンと使えるようになる
普段は割と節約しているのに大きな買い物には躊躇しないという人、周りにいませんか? まさしくこれが、僕の目指すところです。
僕も主に不動産や自宅、リフォームなどで、規模は小さいですがこれを実践してきました。住宅が好きなので思い切り気持ちのいい場所に住みたい! カッコいい車に乗りたい! という欲望には素直に従うのです。
大きな買い物ができるということは、裏を返せば最低限の衣食住は賄われているということです。生活のために働くのではなく、働いて大きな買い物をするという目線で活動できる自分を、サラリーマン時代から目指していました。
時々有名大家さんでも「 自宅購入は負債だ! 」とか言っている方を見かけますが、僕は全く逆の考え方です。逆にドカーンと大きな買い物ができる人にロマンを感じて、カッコよく思えるのです。
それに、お金を使う人にはお金が回ってくるとも言います。使わないで貯金ばかりしたりしても、意味がないんです。そこから、何も生まれないんです。人生は短いので、使っていかなくてはならないんです( 笑 )。
いつぞやどこかの記事で、日本人は死ぬときが一番金持ちだと読んだことがあります。そんなのもったいない! 僕が死ぬときは、妻の生活の分だけを残して、あとは無一文が理想形です。
とはいっても、目標に向かって貯蓄をすることは重要です。例えば、不動産投資でハワイ移住をするなら、ある程度の規模を達成しなくてはいけません。僕もハワイ移住前は、相当激しく貯金しました。これは目標達成のためのプロセスですよね。
大きく使え! とはいっても、不動産収益の上がりを私利私欲のために散財することもおすすめできません。僕も修繕や思わぬ空室に備えて、常にバッファーはもたせておき、積極的に物件に投資することで稼働率を維持することを心がけています。
僕の賃貸経営は、OPM( Other People’s Money、すなわち賃借人さま )で融資返済を進め、そのエクイティ部分を貯金していくという、知人から教わった基本理念が根底にあります。その部分を守った上で、買い物を楽しむということです。
2、庶民感覚を忘れない
僕は大富豪でもないですし、そもそも庶民なので少々語弊がありますが、これは「 大成功しなくていい 」というスタンスと捉えていただければと思います。
僕はハワイに来て、今まであったこともない大金持ちとたくさんお会いする機会に恵まれました。彼らの話には様々な苦労をされていているので大変重みがありますし、自分のポリシーに忠実に生きている様がかっこよくオーラもすごい発しています。大変刺激を受けますし勉強になります。
そのうちお金持ちになっている方々の多くに共通点があることに気づきました。それは皆さん結構離婚されているということです。アメリカ全体の離婚率は50%と言われていますが、僕がハワイであった金持ちジャパニーズはおそらくこの数字を上回っています。
理由はあくまで憶測ですが、本質的に男は常に上を目指していく向上心にドライブされるのに対し、母でもある女性は「 守る 」というDNAを根底に持っているからではないかと考えています。
どんどん成功して、とりまく環境や心境まで変化する男性と、「 現状の平穏を守る、現在の幸せな家庭を守る 」ことが大切な女性。いずれお互いの気持ちが理解できなくなり、やがて戻れないところまで心が離れてしまう・・・。
もちろん、すべての男性や女性にはあてはまらないでしょうが、少なくとも僕がハワイで会ったお金持ちにはこのケースが少なからずあるのではと感じています。
僕は、これだけは絶対に避けたいと思っています。ブログにも書きましたが、僕は妻と結婚して一生分の運を使ったと思っていますし、僕の生きがいは妻と3人のボーイズです。
家族が僕の生きがいなのでこれを壊してしまうのなら成功なんてしなくていい、超貧乏でも家族さえ幸せでいてくれたらその方がいいと思ってしまうくらいです。なんてデキた人風のことを書いていますが、過去には勘違いしていた時期もあります。
告白すると、ビジネスクラスに乗って、マイレージクラブのステータスになって、ラウンジで撮った写真をフェイスブックにあげたりしていました。黒や銀色のクレジットカードのインビテーションをもらって、新しいカードの写真をフェイスブックにまたアップしたりもしました。
時期でいうと、ハワイに移住する前後の頃ですから、ほんの数年前のことです。その頃の僕には、優越感が心地よかったんですね。でも、しばらくすると、そんなことは自分の本質的な幸せにつながっていないという事に気付いたんです。
それよりも、エコノミーに乗って10数万円節約した分や、普通のカードにして年会費の何万円を減らした分で、家族で美味しいものを食べに行ったほうがどれだけ有効かと、40才を通り過ぎて、ようやく気付きました。
そういえば先日、長い間目標にしていたポルシェカイエン( 僕の中での成功の象徴です・笑 )を運転させてもらった時、「 あれ? 以外に普通じゃん 」という感覚になり、自分でも意外でした。
「 うぉぉぉぉ! これがポルシェカイエンかぁ! 」という感動が全くといっていいほどなかったんです。結局のところ、この「 気づき 」が僕の大事にしたいところなんだと思います。ただ単に、庶民すぎてその良さが理解できないだけなのかもしれませんが・・・( 笑 )。
そんな、庶民風なんだけれど、例えば両親にハワイに来てもらうときにはビジネスクラスの飛行機代くらいはすっと出せるような、そんなさりげない小金持ちを今後とも目指していきたいです。
マハロ!