• 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集
  • 収益物件 売却査定

5,319アクセス

不動産投資業界におけるジャイアント・キリングのコツ。暗闇のトンネルで思い出した働くことの意味。

天野真吾(湘南再生大家)さん_画像 天野真吾(湘南再生大家)さん 第34話

2020/8/29 掲載

今回のコラムでは、私の仕事への考え方をご紹介したいと思います。昨今、「 観光・宿泊事業 」に力をいれていたこともあり、現在は苦しくて、苦しくて、暗闇のトンネルを抜ける気配を感じられない という心境です。

そんな中、これからの人生をどのような仕事観を持ち、仕事を進めていくのか、改めて見つめ直しています。


〈【神戸】DX大家の会セミナーゲスト参加:その@〉

■ 不動産業におけるジャイアント・キリングのコツ

現在の不動産賃貸業は、エリアにもよりますが、血眼でネットを見て業者さんを周っても、自分がこれだと思える物件情報を入手して、購入出来ることは簡単ではないでしょう。

私はあるステージに辿り着いてから情報を入手出来るようになりましたが、そのためには「 属性 」「 自己資金 」「 決算書の数字 」、そして「 経営者としての覚悟 」の全てを揃える必要がありました。

とはいえ、首都圏には現金で3億円〜5億円の物件を購入出来る経営者、事業家、投資家がゴロゴロいます。初めてこういう人たちの存在を知った時は、レベルが違うと感じました。「 勝てない 」と思ったことが何度あったことか…。

それでも私は、3億円〜5億円くらいの中古の再生物件や任意売却物件を探し続けました。そして何度も競争に敗れながらも、「ローン特約ナシ」で戦えば現金客相手でも「 勝てる 」ことがあるとわかりました。

鉄砲( 現金 )相手に、竹やり( 融資を使いたい私 )で勝つ方法を模索する中で、「 破産寸前の任意売却物件を、1円でも高く事業家に売却したいという売主、債権者を探す 」という方法なら勝ち目があるということも知りました。

執念がモノをいう時もあります。実際にライバルの現金客が、「そんなにこの物件が欲しいのか、そこまで執念を見せるのか、それなら自分は降りるよ」と買付けを取り下げるという経験もしました。

現金という武器を持っている人は、他の物件でもいつでも買える可能性がある人です。そのため、「 この物件を死んでも買わないといけない 」と必死の形相の人を前にすると、欲しい気持ちが揺らぐことがあるようなのです。

私はこれまで何度も、「 ローン特約なし 」のリスクを取りつつ、執念を見せるという方法で勝機を見出してきました。ジャイアント・キリング( 巨大な敵に勝てる )のためには、作戦が必要です。

そして、成功している人を超える戦い方をしていかなければ、差はうまらないどころか、開いていく一方です。


〈【神戸】DX大家の会・物件見学会ゲスト参加:そのA〉

■ 不動産賃貸業は特殊な世界

不動産再生業は自分なりの努力と執念で、軌道に乗せることができました。実は、不動産賃貸業というのは他の業態に比べると競争がそれほど激しくないというのもその理由の一つだと思います。

私は世界の約130ヶ国を旅したり、外資系IT企業に20年以上勤務したりした経験から、ビジネスは勝負事であり弱肉強食の世界だと感じています。資本の小さい会社は、大資本に飲み込まれるか、市場に淘汰されるしかありません。

不動産業界を見ると、大きく分けて「 建てる 」「 販売する 」「 貸す 」「 管理する 」という業態があります。この中の「 貸す 」に関してですが、大手不動産企業は10億円以下の物件を新築して貸すという事業には参入してきていません。

一方で、私が外資系IT企業にいた頃に見ていたのは、世界の名だたる大手IT企業同士が「 商品 」「 サービス 」の品質に凌ぎを削り、小資本を凌駕する世界でした。

市場のシェアを抑えて、ボリュームで圧倒して、買収含めて小資本の会社を飲み込んでいく、もしくは淘汰していきます。小資本の持たざるものが、IT市場で勝っていくのは至難の業で、市場に残り続けることさえ難しいと感じていました。

ビジネスは「 三方よし 」となるように、周囲と協力しながら、いい商品、いいサービスを提供していくのが基本だと思います。ただ、それができるのは、その市場の「 需要 」が「 供給 」を上回っている場合のみです。

現在のような経済情勢では「 需要 」が「 供給 」を上回っているケースは減っています。つまり、ほとんどの市場が「 弱肉強食 」の世界になっています。不動産賃貸業から外の世界に出るなら、それを理解する必要があります。

■ 毎日、巨大な壁にブチ当たっている感覚

私がかかわっている「 観光・宿泊( ホテル )事業 」は今、やればやるほど赤字という事態に陥っています。毎日、巨大な壁にブチ当たっている感覚です。

「 観光・宿泊事業 」、そして「 飲食事業 」などのサービス業は、2020年4月、5月の売上が、8割減、9割減という状態の法人やお店が多くあります。そして現在も売上が戻ってきているという状況ではありません。

そんな中で最近思うのは、経済を下支えしているのは、経営者の勇気だということです。大赤字で出血をしている状態で雇用を継続するのは、忍耐以外の何物でもありません。

確かに、人材は宝であり、企業の財産です。しかし、新しく業界に入ったばかりで、資産もなく、お金も借りる事が出来ず、この難局に遭遇してしまったら、ピンチはピンチでしかない…。そういう法人や個人の方は、本当に沢山います。

私も今は、希望が見えない日々です。しかし、少しずつ、自分に出来ることを必死に考え、周囲に配慮し、感謝しながら行動出来るようになってきました。そこは、自分自身の成長かもしれません。それでも、まだまだですが…。


〈【福岡】友人・野中さん物件見学会&解説中〉

■ 仕事におけるプロフェッショナルとは?

暗いトンネルの中で光を探していると、私はなぜ働いているのだろうか? そんなことを考える機会も増えました。

話は遡りますが、私が外資系IT企業に勤務している時、「 若くして経済的自由を達成してリタイヤすること 」がもてはやされていました。しかし、現実は仕事から離れて好きなことをして過ごしている人は、少なかったという印象です。

数ヶ月や数年間は好きなことをして過ごすのですが、ビジネス現場に戻ってくる人が多くいました。自由な時間というのは飽きるのです。飽きずに自由な時間を満喫出来るというのは、一つの才能だと感じます。

私は、IT業界の営業職が好きでした。日々進化するテクノロジー、商品に向き合い、知識と経験を積んで、お客様と話をして、業務改善、経営改善の提案が出来る、変化にとんだ場所でした。

営業活動をしている当時は、目標がキツク、営業なんてするものではないと…いつも思っていました。当時は、「 まとまった家賃収入を得られれば、バラ色の人生だ、好きなことに時間を費やせる 」と考えていました。

ところが実際は、そうはなりませんでした。不動産投資でサラリーマン時代の生涯年収を稼ぎきった時、「 周囲の人、社会に恩返しをしてから好きなことをしよう 」と考えるようになったのです。

そして、「 仕事とは? 」⇒「 社会を良くするための活動 」⇒「 社会に貢献するための活動 」だということに立ち返ったのです。

そして、自分自身はチャレンジを続けて成長し続けることで、「 次世代の経営者や事業家になっていく人達に、目標となる存在になっていく 」必要があるのではないか、と考えるようになりました。

それが私が働くことの根底にあります。現在、仕事が上手くいかない人、仕事をクビになった人、非常に厳しい局面に遭遇する人が増えている環境だと感じています。

こんな時期ですが、勇気をもってチャレンジを続けて、自分の人生を切り拓いてもらいたいと願っています。チャレンジする人が報われて欲しい、挑戦し続ける人が応援される世の中になって欲しいのです。

私自身もチャレンジを続けて、挑戦する人を応援し続けていく人生を歩んでいきたいと考えています。


〈【福岡】太田垣 章子さん@AMAホテル激励訪問〉
健美家サイト会員登録で最新コラムやニュースをチェック!

プロフィール

■ 天野真吾(湘南再生大家)さん

amano

不動産投資家
湘南エリアで妻と二人暮らし
FB:湘南再生大家

■ 経歴

□1969年
静岡県生まれ

□1991年(22才)
大学卒業後、国内IT系商社に入社

□1997年(27才)
外資系ITグローバル(世界最大)企業へ転職
IT系・営業畑(エンタープライズ事業:企業営業担当)に勤務

給料の20%以内の支出で生活し支出を抑制
自社株や本業とは別の会社社長業で資産を拡大する

□2008年(39才)
不動産投資を開始

ワケあり物件を再生する手法で、福岡県、神奈川県・埼玉県・静岡県・愛知県、東京都で一棟物件を購入(一部は売却済み)

□2012年(43才)
家賃収入のCFが本業の3倍を超え、セミリタイアを希望するが、会社から引きとめられる

□2015年(46才)
セミリタイア(事業家としてスタート)

□2016年(47才)
所有物件は12棟・約200室。資産20億円・家賃年収2億円

■ 主な所有物件

□埼玉県さいたま市の中古RC一棟マンション(3LDK×21戸+テナント2戸)



□東京都板橋区の中古RC一棟マンション(3LDK×23戸)



□神奈川県海老名市の中古RC一棟マンション(3LDK×24戸)



□神奈川県厚木市の中古RC一棟マンション(2LDK×12戸)



□神奈川県座間市中古RC一棟マンション(1LDK×12戸)



□愛知県名古屋市の中古RC一棟マンション(1K×20戸)



■ 著書




■ 趣味は海外旅行







ページの
トップへ