■ 設備系の現状調査
空室になったみっちーママさんの区分マンションを訪ねた際の話です。ぜひ、前回もあわせてご覧ください。
参照:前回のコラム
内装や押し入れのリフォームなど、施工会議は順調に進んでいるようなので、私の方はお役に立てそうな設備系の現状調査を始めました。築40年を超えた物件ですが、共用部の状態から躯体は問題無いとわかりました。気になるのは設備系統です。
( ここで読者へのお詫びです。当日、コラムでおなじみの皆さんとお会いできるのが嬉しくて、ついスマホを持参するのを忘れてしまい、現場写真を撮影できませんでした。長くなりますが文字でご説明させていただきます。)
1. RCスラブから直接出る埋込蛇口
まず、キッチンを拝見しました。1970年代の区分分譲マンションのキッチン水栓は、今風にキッチンテーブルの床下から這い上がって来る構造ではなく、流し台壁面から直接出ていることが大半です。
しかも、壁面は化粧板無しで、直接RCスラブになっています。本物件は更に、蛇口がいきなりRCコンクリートスラブ壁に埋め込まれているため、交換できない構造です。( 普通は、建物配管が壁から出ており、
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