2022年は急激なインフレで私達の生活にも大きな影響が出ました。年初に当たり、2022年とコロナ禍を振り返ってみたいと思います。自分自身の調査研究の意味でデータ分析してみましたので、共有させて頂きます。ご批評賜れば幸いです。
■ 景気後退期に歴史上ではFFレートは低下
米国の景気は近く景気後退が予想されています。図1の通り、超長期で見ると歴史的にはFFRが低下すると景気後退入りしています。
1)FFレートよりも米国債利回が先行して低下する
図2の赤い点線の○印のように歴史的にはFFRよりも米国債利回の方が先に低下し始めます。そして、長短金利差( 米10年債利回-米2年債利回 )の値が反転すると、その直後にFFRがピークを打ち、下落し始めます。すると、更にそこから数か月後にダウ平均が下落して景気後退入りしています。
2)米国債利回は2022年11月にピークを付けた
図3で2022年の動きを見ると、米10年債利回がピークしていますが、FFRは上昇中で、ダウ平均もまだ、下落はしていません。景気後退はこれからだと分かります。
3)長短金利反転が発生中
図4で更に詳細に見ると、赤い点線矢印の通り、2
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