今回は、たまたまその現場に居合わせた私が、こういった不幸な事故を防ぐ最小限の対策として、必ず実行するようになった検査と対策・施工工事について紹介させて頂きます。わずかでも参考になれば幸いです。
参照:被害額8,000万円、無借金の区分マンションの漏水事故で破産した実例
■ 住人がご不在でも、管理業者が専有部の元栓を閉めていたら破産事故までにはならなかった?
読者の皆様もお気づきかもしれませんが、室内での漏水事故が発生後、ドアの下からの漏水流出に気付いた段階で、例えば、管理人さんか、または、共用部管理業者の方が、当該専有部のメーターBOXを開けて、専有部水道元栓を閉めていたなら・・・・・。この機転が働いていれば、漏水はその時点でストップし、それ以上の拡大は防げたハズで、例えば、直下の専有部だけの漏水事故に限定されたかもしれません。
一方で、法的( 区分所有法等 )には、専有部オーナーの許可なしに、専有部の設備を第三者が操作する...
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