こんにちは、赤井誠です。先日、やっとハワイから帰ってきました。今回はハワイのコンドミニアムの定期チェックと補修を進めてきました。
また、所有するコンドミニアムが30日以下の短期のレンタルに対しての禁止が決まったため、今後どうするかの検討を現地エージェントと話をして対応策を決めてきました。
日本の民泊新法も6月15日から施行させるため、国内でもいろいろ混乱して大変になっているところも多いようです。
新たな収益の仕組みというのはなかなか一筋縄ではいかないものですね。でも、だからこそ大きな利益を得るチャンスがあるとも言えますけど。
■「 赤井さんのようになりたい 」と言う人たち
さて、今回のお話ですが、「 不動産投資における目標設定の重要性 」についてお話ししたいと思います。
いろいろな会に参加すると、これから不動産投資を始めたい人や始めたばかりの人お会いすることが多くなります。その中で一番聞かれるのが、「 どうやったら赤井さんみたいになれるのでしょうか? 」ということです。
ところが、話をしていると、私みたいというのはどういう意味なのか、皆さんのイメージが良くわからなくなります。
現在の私に対するイメージは、「 サラリーマンを辞めて、そこそこお金もあって、世界中を好きなように旅行している 」という感じなんでしょうか?
ただ、ブログやSNSなどではそういう姿をアップすることが多いのですが、ここにくるまで夜も土日もすべて不動産のことにつぎ込んで働いてきましたし、今でも毎日12時間は不動産活動に使っています。
私はアドバイスを求められた際、甘いことをいうことは本人のためにならないと思っているため、つい、「 圧倒的に知識が不足しているし、それに対する行動も不足しているのでは? 」という話になってしまいます。
なぜそう思うか考えてみると、やはり本気度が足りないんだと感じます。現状にそれほどの不満がなく、漠然と、より豊かな生活がしたい程度の思いだから、危機感がないんです。
そういう意味では、普通のサラリーマンの家庭より、シングルで子育てをしているとか、身内の介護や障害などの身に迫った危機感を持っている人の方が、本気度が高いです。もちろん、サラリーマンでも精神的に追い詰められている人も本気度が高いですね。
■ 不動産投資を通じて何を実現したいのか?
私は、不動産投資をはじめるにあたって一番大事なことは、「 不動産投資によって自分が本気で何を実現したいのか? 」ということを明確にすることだと思っています。
自分のため、家族のため、社会のため、なんでもいいんです。自分がお金を得たら何をやりたいのか? それは現状を壊して、リスクを取ってでも行動したいのか? こういう思いがあるかないかが重要です。
そうでなければ、現在のようにいい物件がなかなか手に入らない状況や融資が通らない状況、さらにさまざまな想定外のトラブルに遭遇した時に、精神的に持ちません。
自分のなりたい状態になるためにはどんな努力もする、という本気モードになっていないと、心が折れてしまうのです。また、目標がしっかりしていないと、人の意見を聞くたびに、どうしたらいいのかフラフラ迷うことになります。
お金という数値目標は必須ですが、そのお金を得た後で自分が何を実現したいのか、それを自分は本気で達成しようとしているのかを、あらためて良く考えてもらいたいと思います。
■ 今の市況でラクに儲かる物件など存在しない
今の不動産状況で、何もしないで儲かるなんてものはありません。何らかのリスクをとる覚悟は必ず必要です。
同時に、そのリスクを補うためのリスクヘッジの努力がなければ、うまくいくわけがありません。リスクヘッジが他力本願の家賃保証、さらにそのトラブルもお金を払って他人任せでは、やらない方がましです。
新築をやるにしても、築古をやるにしても、現金買いでも、融資を利用しても、都心でも、田舎でも、リスクがないものは存在しないのです。
一等地で高利回りで新築で低金利で融資を受けて、トラブルなしに丸投げ運営で満室経営でお金がザクザクなんて、望んだってできません。
一等地であれば低利回りになるし、新築も数年後の家賃下落があります。築古であれば、設備のトラブルはつきものだし、地方であれば将来的な人口減少などもあります。
これらを自分なりに、どう対応していくのかの考えをしっかり持たなければなりません。今の状態に満足できず、さらなる自分の理想形を目指すのであれば、本気で取り組むことです。そうでないと絶対に失敗します。
是非、もう一度、「 自分が本当に何を実現したいのか 」を考えてもらいたいと思います。私も定期的に自分自身の目標を見直し、振り返ることを継続して、これからも不動産の活動を頑張っていきたと思います。