こんにちは、赤井誠です。
最近は毎日法人の決算処理に追われています。やっとハワイの分が終わり、あとは国内の法人二つとなりました。毎年、定期的にきちんとまとめようと思っているのですが、結局、ぎりぎりまでやらないことを繰り返してしまい、かなり反省しています。
来年はそうならないようにどうするかを考えて、実行していくことにしました。でもあとひと頑張りでやっと夏休みに入れそうです。さて、前回に続き、今回も私が心情的に大事にしていることについてお話ししたいと思います。
■ 自分で判断できないなら、不動産投資をやるべきではない
私はどんなことにおいても、最も大事なのは、「 自分の進む道は自分自身の選択で決めること 」であると思っています。もちろん不動産投資も同じです。
そして、その考え方の上にテクニックなどがあると考えています。そのため、自分自身で判断選択ができない限りは不動産投資・事業に参入すべきではないと思っています。
すなわち、人に頼らないと不動産投資がやれないのであれば、最初から不動産投資などやるべきではないということです。
誤解しないで欲しいのですが、私が「 人の力を頼るべきではない 」と言っているのは、不動産投資で達成したい目的や目標、達成のための戦略や戦術をきちんと自分の力で考えるべきという意味です。
不動産事業に伴う様々な仕事を、その得意分野の人の力を借りてやってはいけないということではありません。
私もそうでしたが、小さいときは親の言うように、学校に行って、勉強して、成績を良くしていい大学行って、いい会社に就職する…という、人に決められた道がありました。
日本人のほとんどが当たり前に行っている、こういう生き方は、自分で決めたわけではなく、人に決められた道と言えると思います。子供のうちは仕方ありません。しかし、ある程度の年齢を重ねてきたら、それは自分で決めるべきだと思います。
サラリーマンでは会社にいわれるまま、上司のいうがままに仕事をする人が本当に多いですし、そのことがいいことで、それ以外は良くないことであると考えている人も多いでしょう。
子供の頃からしっかりと上の人の言うことを聞いて、それに従っていた方が、おこずかいも給与も多くもらえるという考え方に慣れてしまっているためです。
■ 不動産投資はギャンブルではない
不動産投資で生きていきたいと思っているということは、そのレールから脱却して、「 自分で進む道を決める生き方 」をスタートする、ということではないでしょうか。
それなのに、その新たに進む不動産の道の進め方を人に頼ったり、人に決めてもらうという考え方では、何のために新たなスタートをするのかわかりません。
自分で決めないならば、過去に何度もあった「 この商品に投資すれば儲かりますよ〜。私の言うとおりにやれば儲かりますよ〜 」と言われるままに、すべてのお金を人に任せて失った人と同じ運命を辿ることになるでしょう。
自分のお金を人に任せて投資してもらい、儲けられる、というのは上手すぎる話です。そんなものはほとんどありません。
そうはいっても、一部にはそれでお金を増やした人もいると思います。私のところにも知り合いから様々な儲け話の勧誘があります。でも、これらの多くは、ブームになったら終わりです。
それでも、その投資をきちんと理解し、リスクを把握した上で行うならいいでしょう。しかし、中身をたいして理解もせず、みんなが儲かっているからとか、あの人が儲かると言ったからとか、そういう考えで始めることは大いに疑問です。
単なるギャンブル程度と思うならかまいせん。ほとんどの場合は負けますが、あの時こうすればさらに増えていたとか、老人になったときの武勇伝として語るくらいの価値はあるかもしれません。
ただ、不動産投資のように何億ものお金を運用するところで、そういった遊び感覚では、取り返しのつかないことになります。
■ 敷かれたレールではなく、自分で敷いたレールの上を走ろう
人生を左右する選択を人に任せることがおかしいのです。それは単に、人の敷いたレールを走る人生と何も変わりません。
これからは、ギャンブル感覚で不動産を買った人が次々に破綻してくると思います。最初から、自分でやり切る覚悟もなしに始めた人は、辛くなったら自分の力で解決しようと考えられません。人に頼むしかできないんです。
自分の人生ですから、サラリーマンを辞めるにしても、自分なりの覚悟を持って、自分の人生を選択してほしい。そうであれば、現在いくらの年収があるなんて大した問題ではありません。
いくらなら辞められるとか、いくらなければダメだとかいうのは、自分で決めるべきだと思います。他人に決めてもらうことではありません。
私は自分がサラリーマンを辞める何年も前から、「 十分、卒サラできますね〜 」とか、「 何でやめないんですか 」なんて言われ続けていましたが、自分が辞めたくないから辞めませんでした。
最終的に辞めるときは、家族には相談しましたが、自分の意志で決めました。自分の意志で決めてこの世界に入った以上、きちんとやりきる覚悟はできています。
日本人はとにかくレールの上を歩くのが得意です。でも、このような不動産投資の世界では、自分がレールを敷いて進む覚悟がないと、自分の理想の人生を作り上げることは難しいように思います。