
私は残念ながら、まだ空室もいくつかあり、満室までは時間がかかりそうですが、今年は3月末での退去連絡がたったの一件で正直ほっとしています。
引っ越し屋さんの都合で今年は4月、5月あたりには移動がまだまだあるかもしれませんので気は抜けないところですが、満室に向けて一層の努力を続けていきたいと思います。
■ アパートで発生した空き巣被害
さて先日、私の所有するアパートで空き巣による被害が発生しました。今回は私が行っている空き巣対策に関するお話を中心にしたいと思います。
私の自宅でも以前、空き巣の被害にあったことがあります。原因は夏場に妻がキッチンドアの網戸を開けっ放しにしたまま寝てしまい、網戸をカッターで切り裂かれてキッチンに合った財布から現金や商品券が盗まれました。
翌朝、夜中に子供がトイレに起きたときに物音がしたとの話を聞き、それで空き巣も逃げたようですが、変にキッチンを見に行ったりしなくて本当に良かったです。
最近は刃物を持っているのもいるみたいで、本当に怖いです。このときは、近隣一帯で何件もの空き巣被害があったようです。後日、中国人の窃盗団が捕まってほっとしました。
そして先日、所有物件で空き巣被害が発生しました。
この物件は周りが塀に囲まれていて、道路から見えにくいということが空き巣に狙われる一番の理由だと思います。結局、今回は未遂に終わりましたが、これも空き巣対策をそれなりにきちんと対応していたからだと思います。
■ 私が実施している防犯対策
私は空き巣の手口をきちんと学んで、物件には防犯対策を施しています。

鍵の閉め忘れ等は入居者責任ですが、手口のNo.1はガラス破りです。そのためガラスに関しては私はこだわりがあります。
1)窓を網入りペアガラスにしてシャッターをつける
ペアガラスの利点は単板のガラスに比べてガラスが厚く、割りにくいことです。さらに網入りやシャッターがあることで、こちらも開けるのに手間がかかることや音がすることにより、抑止力が働きます。
私のところでの空き巣の手口もガラスやぶりでしたが、結局、窓ガラスが網入りのペアガラスだったため、空き巣もあぶり( 火であぶってガラスを割る方法 )で入室を試みましたが、結局未遂に終わりました。

ペアガラスは単なる断熱だけでなく、防犯効果も高いです
次に空き巣の手口で多いのはドアポストからワイヤーで内側のサムターンを回すことです。そのため、ほとんどの物件では以下のようにしています。
2)玄関ドアにはドアポストをつけない
ドアポストはドアに穴が開いているのと同じです。ワイヤなどを使って簡単に鍵の開錠ができます。ドアポストをつけてしまった方が安く仕上がりますが、個別にポストをつける方が安全なので、基本的には集合ポストにしています。
万が一、ポストをつける場所がない場合は、内側にカバーがきちんとあるものを選定しましょう。それ以外にも、色々と考えられる対策を行っています。
3)ディンプルキーによるダブルロック
ピッキング被害にも多い手口の一つです。普通の鍵に比べディンプルキーを開錠するのは時間がかかりますし、さらに二か所以上の鍵の距離が離れたところでダブルロックにしていることで開錠に手間がかかるので抑止力になります。
4)防犯カメラ( 夜も対応可能な赤外線カメラ )の設置
防犯カメラは今はものすごく安くなっています。そして、赤外線カメラの場合、夜は赤く光っているのでとても目立ちます。もちろんプロの空き巣は顔隠したり死角を利用して映らないようにすると思いますが、つい出来心みたいな空き巣には抑止力があります。
5)TVインターホンの設置
最近では、私は録画機能付きのものを取り付けています。空き巣もインターホンを押して不在確認をした場合、その顔が録画されてしまいます。これも抑止力としては高いと思います。
6)物件の周りには防犯砂利を撒く
防犯砂利と言うのは、その上を歩くと大きな音がする砂利のことで、実際にその上を歩くとどうしてもかなりの音がでます。、空き巣は作業中に音が出ることを嫌がるため、それだけでも防犯対策になります。
7)ベランダをつけない
マンションなどでは避難路の関係からどうしてもベランダがあります。私はシングル物件には基本的にベランダは極力つけないようにしています。どうせ単なる物置になるだけですし。
さらに、空き巣はベランダを使うと簡単に高い階まで上がることができ、さらにガラスを割っている間も身を隠せることから意外にベランダからの侵入は多いものです。
以上可能な限りすべての物件にこれらを導入していますが、すべての物件でこれができているわけではありません。先日、空き巣に入られたのは所有するデザイナーズ物件でした。
こちらはデザインの関係でシャッターをつけていませんでした。網入りペアガラスのおかげで未遂に終わりましたが、ちょっと道路から見えにくい場所では油断も隙もありません。
■ 火災保険も使える。被害後の対応
被害にあったときにはどうするか。警察に防犯カメラ映像含めて情報協力はきちんとやりましょう。被害に対しては火災保険で補修費が請求できます。
さらに火災保険には、「 事故再発防止等費用特約 」があり、これをセットにしておけば盗難被害に遭ったときに、再発防止対策費用として防犯カメラやシャッターの設置、盗難防止機能のついた鍵や窓に交換する費用を補償してもらえる特約があります。
上限が20万円でしたが、私はこの特約のおかげで新規に一階の部屋の窓にシャッターを取り付けました。
この事故再発防止費用はこちらから言わないと保険会社の方からあまり言ってもらえませんので、万が一空き巣被害にあった場合は、保険会社もしくは代理店に聞いてみてください。防犯対策につながるものであれば、なんでも取り付けることができますよ。