まず目を見張るべきは、著者の経歴。高校・大学在学中は鉄道研究会、
その後も鉄道雑誌 「 鉄道ピクトリアム 」 編集部に勤務というなんともユニークな鉄道アナリスト。
賃貸、分譲に関わらず、需要の面から不動産市場を語る上で、人口推移を考えることは欠かせない。
特に、通学・通勤に電車はかかせない交通手段である首都圏において、電車動向、鉄道各社の開発状況を知ることは、
不動産市場をマクロに捕らえる時のヒントになる。
若干細かすぎるかもしれないが、各路線の将来性、輸送力増強が東京付近から新宿方向への移動していること など
得られるヒントも多い。頭の片隅に入れておきたい情報である。