近所の喫茶店で不動産屋とお茶をしばきながら賃貸契約していると、東京の工作員から着信アリ。
ワタクシよりも年上の資産家で、不動産業界に詳しい、立派な紳士である。
麻布十番で、10億円の物件が売れたといふ。
利回りは3%だ。
何故、この利回りで売れるのかと思ったら、直後に、
13億円で転売されたそうだ。
東京はバブルだ。
青山、赤坂、麻布など、日本の田舎に住んでいる人間でも知っているような東京のオシャレな街の不動産価格は上がっている。
一般的に、不動産は7年から10年のサイクルを繰り返すといわれている。
あれは神奈川県でつとめ人だった1989年。
NHKのニュースで、東京都心のワンルーム・マンションが5,000万円になったと取材されていた。
一棟ではナイ、一戸の値段だ。
就職したばかりのワタクシの安月給ではワンルームにも住めないと思った。
この頃、先輩社員が、株で大儲けしていた。
つとめ人を卒業して渡米し、ロサンゼルスに住んでいた1993年。
LAの中古一戸建が、10万ドル以下で買えた。
東京から来た20代前半のオンナノコが、
「 LAの家って安いよね。買おうかな? 」
といっていたのを思ひ出す。
30万ドル...
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