通称・パピちゃん。
近所のバーのマスターの紹介で、
開業したいといふお姉さんがやってきた。
和風スナック希望だ。
ペンキ王( 仮名 )が塗った白い床と、油性ステイン・マホガニーを塗った腰壁が気に入ったようだ。
しかし、募集家賃の75%が上限だといふ。
そこで、もっと安く貸せる物件があると、近所に購入した「 フランクさかえ 」( 仮名 )の二階の三店舗をご案内したが、興味がない。
やはり、最初にご案内したビルの一階がいいといふ。
そこで、再び物件に戻り、打ち合わせ。
先方の希望は、台所の設置と、カウンター奥の棚のステイン塗り。
シンクは複数ないと、保健所の許可が下りないといふ。調理用と、手洗い用だ。
カウンター奥の棚のステインは、洗ったコップを置いた時に水が浸みるのがイヤだといふ。
結局、数日後の夜中の三時まで、和風スナックの棚にステインを塗った。
ステインが乾いてから、油性ニスを塗ると、ニトリで売っているような高級家具みたいになった。
若干、大げさな表現である。
もし、入居が決まれば表面利回り78%である。
塗装が乾くのを待つ間、近所の飲食店を巡回。
工作活動による調査の結果、田舎でも新規出...
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