「 家を買いませんか? 」
全部読むと、投資家@図面舞踏会メンバーからで、十年ぶりのコンタクトだった。
5LDK、平成築、建坪42坪、土地71坪。
先方の希望価格は、破格の高級中古車一台分。
しかも、「 鬼のような指値 」も覚悟しているといふ。
前日にグーグル・アースで研究。
かなりの田舎である。
客付のインターバルが長そうだ。
翌日、バカBOYSと物件視察。
ホリデーのイベントは、中古物件の購入だ。
ディズニー・ランドの幻想よりは、教育になる。
高速道路に乗り、走ること20分。
インターを降り、太い川にかかった長い橋を渡る。
目的地に近づく。
国鉄の駅は近いが、多分、無人駅か?
陸の孤島だ。
広大な平野が続く。
冬は雪が多そうだ。
しかも、吹きっさらしである。
入居者を決める自信がナイ。

内部突入。
5LDKなので、広いが、陽当たり良好ではない。
ソファー、タンスなどの大型残置物と、エロビデオが残されていた。
リフォームも、少し必要だ。
・残置物撤収
・割れた窓ガラス交換
・美装
・庭を改造して、駐車場造成
・伸びたフキを刈る
現場から電話を発信。
ワタクシの考えていることを、率直に述べた。
そして、
「 大変失礼なプライスで申し訳ないが、ご希望価格の30%でいかがでせうか? 」
と、ソフトな口調で、「 鬼のような指値 」( 商標登録申請予定 )を入れる。
電話の先で、売主が驚く姿が想像できた。
「 覚悟はしていましたが……。その価格では困難ですが、35%から40%で如何でせうか? 」
と、やや押し戻される。
おそらく、35%で、マネー成立だ。( by 吉田B作 )。
寛大なプライスで譲ってくれた売主に感謝だ。
さて、ジムニー購入の翌日に、テリオス・ルキアが納車された。

新しい中古車。テリオスルキア
実は、ジモティ―で売り出していたジムニーの人に、四日間放置プレイをされていた。
その間に中古車販売業者にテリオス・ルキアの買付を入れ、キャプテン@入居者メンバーから下取りした軽自動車を、その下取りに入れる約束をした。
ジモティ―のジムニーの人は、
「 テリオス・ルキアをキャンセルしたほうがいい 」
といふが、道徳的によくない。
そこで、面倒なので二台ともLONGすることにした。
無駄に男気を発揮した事例だ。
この、面白くも何ともなさそうなテリオス・ルキア。
案外、面白いマシンだった。
軽自動車、FRベースの四駆、珍しい4ドア。
サビてボロボロのマシンだったが、激安だ。
ちゃんと、ディーラーで整備していたマシンだ。
冬に優しい、エンジン・スターターも付いている。
特攻玉砕開拓車両としては上等だ。
太いタイヤを履かせ、カッコよくなった。
サビた部分も同じ色をAKで購入して、自分で塗る。
ボディにサビが多い中古車は、相場の半額で買える。
サビ止め入りゴムチップ・スプレーをサビにそのまま吹きかけ、プラサフを吹いて、車体色を二回塗る。
この塗装のためだけに、ボロい中古車を買っているような気がする。

ラバーチップ
きこりん村に持ち込み、走行実験。
伸びた雑草を踏み倒す。
四駆に入れて三周しただけで、雑草が倒れる。
続いて、土の山を踏みつぶし、フラットにする。
思った以上に、走破性がいい。
無駄なエアロ・パーツが付いていないので、最低地上高も高く、どんどん藪の中に入って行ける。
四駆本来の使用方法だ。( ? )。
悪路走破性は、ジムニーには劣るが、パジェロ・ミニよりいいかもしれない。

ほぼ同時にロングしたジムニー
特徴は、
・案外、悪路の走破性が高い
・ボタンを押すだけの電気式切り替え四駆なので、楽
・太いタイヤが履けるので、転圧の往復回数が減る
・最低地上高175mm。腹を擦らない
・ホイール・ベースが長いので、アクセルを踏んでも安定
・FRベース。後輪駆動で走行もできるので、カウンターを当てられる
・4ドアで、荷物を積みやすい
・ハイオクタンを入れると、けっこう、速い
・見た目は地味
・クラウンもどきのヘッドライトとグリル
別の土地に生えた、高さ1m位のフキも、3往復位で、全て踏み倒した。
タイヤが太いと往復回数が減る。
一回で踏み倒す面積が広いからだ。
さて、最近、現場で若者を見る機会が少なくなった。
どこに行っても、老人ばかりだ。
雑用をこなすアシスタント的ナ青年が必要だ。
そこで、若い労働力が必要だと感じ、リクルート活動を実施。
ぴったりな人材がいた。
日本刀マニア中学生、甥のコースケ( 仮名 )である。
変わった趣味の持ち主であるが、チェーンソーと刈払機の使い方を教えると、目を輝かし、作業に没頭していた。
「 二十一世紀の機械化された刀だ 」
と説明すると、残業して刃を磨いていた。
安全のため、ゲルマン式ヘルメットを被せるが、そのヘルメットで刈払機を振り回す姿は、危険そのものである。
ところで、二月頃から書き始めた「 更地投資法 」( 仮題 )。
ほぼ原稿が書き終わり、一旦、版元に送信。
一冊分を一回で送るのは初めてだった。
今までは、四回から六回に分けて版元に送信していた。
まだまだこれから書き足す部分もあるが、とりあえず、ひと段落ついたので、ホッとした。

CASHFLOW101
http://cf101.chu.jp/
5/25/2018