沖縄に行ってきた。
今回は沖縄本島の他に、石垣島とその周辺の離島に上陸した。
那覇に三泊してから、石垣島に飛ぶ。
〇石垣島
餃子屋で隣に座った石垣島ファミリーと、八重泉といふ泡盛を酌み交わしながら、ワーワー。
島の情報を丁寧に教えてくれた。
石垣島に店ができる前には、本島から、マクドナルドや吉野家の商品を飛行機でお土産として空輸し、喜ばれたそうだ。
島にマクドナルドができてから、ドライブスルーが二時間待ちだったそうだ。
同じ話を、バスガイドからも聞いたので、石垣島では、歴史を変えたエピソードのようだ。
島の物価が高く、サービスは、あまりよくない。
ホテルは一泊¥46,000-。
建物内に洗濯機・乾燥機が各七台あり、常に稼働し、順番待ちだった。
乾燥機も電気式で、乾きが悪い。
ホテル向かいの空き店舗でコインランドリーを開業すれば、大金持ちになれると思った。
乾燥機だけでも、いいと思ふ。
バカBOYSと石垣島一周観光バスツアーに参加。
具志堅用高、夏川りみ、上戸彩の祖母の家の前も通った。
島内では、ホテルの建設が盛んであった。
RCの建築費75万円/坪。
完成まで一年以上。
土地三百坪付きRC一軒家。
五千五百万円。
高い。
滑走路の長い新空港は、国際線も離発着していて、中国、香港、台湾、韓国からの観光客も多かった。
この島も、バブルだ。
〇竹富島
石垣港から高速船で上陸。
乗船時間20分。
水牛のピースケが引く牛車に乗る。
重さ二トン。
朝から晩まで、文句も言わず、ひたすら、観光客を乗せて働く。
「 モー、やってられない 」
といって、夜逃げを企てても、海に囲まれていて不可能だ。
この島の海水浴場はキレイだった。
〇西表島
ジャングル状態。
マングローブが生えている。
北海道育ちには珍しい植物だ。
バカBOYSとシュノーケリングを実施。
ガダルカナル島も、こんな感じだったのか?
海がキレイで、サンゴ礁と泳ぐ魚がよく見える。
BOYSが泳いでいる間、船上で日光浴を実施。
海上と風のおかげで、浜辺よりもよく日焼けできる。
「 ヤマネコ宅配便 」といふ社名の会社には笑った。
クロネコヤマトと、西表ヤマネコをmixしたような名前だ。
〇小浜島
港で初老の男性と目が合い、オトナ¥1,500-の島内バスツアーに参加。
今まで、バスツアーなるものをバカにしていたのだが、気に入ってしまった。
レンタカーに比べて、短時間に効率よく島を巡回できる。
景色もよく見え、コドモが眠ってしまった時でも、バス内で待機できる。
倒産したホテルの破産管財人が、家を一軒一千万円で売却しているといふ。
投資として運営している人もいて、賃料は五万円から六万円。
利回り6.0%~7.2%。
ただし、補給を考えると、運営は難しそうだ。
バスツアーの後、港でレンタカーを借りる。
受付は東京のOL生活に疲れて、一か月前に島にやって来た25歳のオネエサン。
錆びたボディーで、15年位前の玉砕寸前の白い、ホンダ・ライフだ。
三時間¥4,500-。
窓が汚れていたので洗浄しようと思ったら、ウォッシャー液が出ない。
沖縄の高温多湿の気候なのに、エアコンが効かない。
いいかげんな商売だ。
アクセルを全開にして緩い上り坂を走るが、非力だ。
速度が上がらない。
ヤギが道路脇で鎖に繋がれていた。
雑草を食べていた。
つまらないマシンで、島のビーチに行く。
海水温、推定38度。
温泉みたいだ。
さほど、いいビーチではない。
この島の豪華ホテルは一泊二十万円。
敷地内の池で、水牛が優雅に水浴びしている。
竹富島のブラック企業に勤務するピースケと比較して、同じ水牛でも、生まれた島や、配属される場所によって、運命が決まる。
人間も同じであるが、人間は幸い、オトナになったら、自分で環境を変えることができる。
ここで、沖縄離島ツアーの心構え。
〇水は予定使用量の二倍を常備する
離島では水の補給すら困難だ。ナップザックに常に複数入れていく。
氷を一緒に入れておくと、冷えている。
離島の自動販売機の飲料は、本土に比べ、各30円高い。
高温多湿のため、熱中症になる。
出発前にあらかじめ、大量の水を飲み、塩を持ち歩こう。
〇細かいスケジュールは入れない
大まかなスケジュールだけ決めて、細かいスケジュールは、現地で決める。
ただし、船の時間は事前に調べよう。
〇港に近い場所に宿泊
石垣島では、港からタクシーで¥800-のホテルに泊まっていたが、移動が不便だった。
港から徒歩圏の宿のほうが、限られた時間を有効に使える。
〇タクシー移動
運転は好きだが、今回の沖縄旅行はタクシー移動。
運転手さんから地元の楽しい話ができる。
料金も安く、駐車場も不要。東京やバンコクや台北も同様に、密集した都市はタクシーが便利だ。
今回は20回位、タクシーに乗った。
最後の三日間は沖縄本島に戻り、首里城に行った。
第三十二軍の司令部入口に行く。
台風が近づく大雨の中、BOYSが鉄格子で遮断された壕の奥に向かって大声で叫ぶ。
「 兵隊さん、ありがとうございました 」
さて、今回の沖縄旅行。
フランク三浦氏( 仮名 )に、たいへんお世話になった。
今では沖縄を代表する資産家の三浦氏だが、高校二年生で父を亡くし、進学をあきらめ、がむしゃらに働いたそうだ。
東京から沖縄に転勤する直前、今は亡き西城秀樹さんから、アドバイスを受けたそうだ。
誠実で立派な人だ。
三浦氏の所有するタワー・マンションにも宿泊した。
夕陽と港と飛行機と那覇市が、同時に見られる物件だ。
那覇市内は東京と変わらず、観光客で活気にあふれている。
建設ラッシュで、バブルである。
もし、沖縄で商売をするなら、コインランドリーとレンタカー屋を経営したい。
ジムニーをレンタルすれば、需要が多いと思ふが。沖縄では圧倒的にジムニーが不足している。
灼熱の沖縄から北海道に戻ってきたら、
すでに秋の気配。
版元から「 激安! 空き地投資 」が届いていた。
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8/15/2018 終戦記念日