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北海道大震災。災害時に生き残る方法。水と食料とバッテリー。停電時のタワー・マンションの問題。

加藤ひろゆきさん_画像 第233話

□ 2018年9月6日、3:08am。

北海道で、大地震発生。
大きな地震だった。
震源地付近は震度7。
ワタクシの家の近所は震度6。

本棚の上の方にあった売買契約書20冊くらい、落ちてきた。
しばらくは電気がつながっていたので、ネットで情報収集。
夜が明け、安全の確認をして、コンビニで買い出し。
アーモンド、ピーナッツ、くるみもちなど、常温で保管できる食料を買い込む。
LAで大地震に遭遇した時の経験を活かす。
水は売り切れていた。
一時間後、停電。
この後、三〇時間停電が続く。



☆震災にあたり、事前に準備しておいてよかったもの。

<燃料満タンのクルマ>
車検切れのマシンを含め、全てのクルマを満タンにしている。燃料の備蓄だ。
スマホ用バッテリー充電に役立った。
道民の声を訊くと、停電後、クルマの電化製品で、情報を収集した人が多かった。

<水と食料の備蓄>
2リッターの水と、からだ巡らない茶( 仮名 )を20本位備蓄しておいた。

<千円札>
多めに所持。
何かあった時のチップ用だ。

<スマホの充電器>
西表島にて学習し、東京に行く前に予備のリチウム電池とコードを複数購入。
クルマからUSBで充電。
予備のマシンを充電専用にして、一時間エンジンをかけっぱなしにして、充電器も充電。
停電中も、ガラケーでニュースを見る。
情報収集した。

<バッテリー・チャージ用の充電器>
これが一番役に立った。
二年前、中古車販売業のテナントから新品を購入。
¥15,000−位だったか?
ライトも付いていて、明るい。
USBからスマホも充電できる。

□ 9/7、10:00am。震災二日目。

電気回復。甦った。
血が巡る感じだ。
現代は、いかに電気に依存しているのかが、よくわかった。
まだ、ネットはつながらない。
しかし、TVの大画面で普通にニュースがみられる。

汗をかいたので、夜、BOYSと近所のスリバチ山温泉( 仮名 )に行く。
激混み。
こんなに混むのであれば、混浴にしてもいいのでは?
断水の家庭もあり、入浴できなかった人も多いようだ。

□ 9月7日、10:00pm。

ネットがつながる。
まだ、停電と断水が続く地区があるようだ。

地震発生から三日目。
この日の午後から、徐々に流通も回復。
電気は、ほぼ回復。
硫黄島の兵士のように、朝五時。
食料を求めてコンビニに行く。

おにぎり、弁当類の入荷はナシ。
ミックスサンド四個LONG。
一旦事務所に戻り、精進料理的な朝食。
粗食でも満腹になれば、心も落ち着く。
事務所で今後の作戦を練る。
一旦仮眠。

午後、女子工作員から、そば地獄営業の暗号を受信。
バカBOYSとシーメ。
久々に、まともなシーメだ。
また、近所の工作員から、ジョイフルAK、絶賛営業中の話を聞くが、この時に行っても、混雑すると考え、待機。
19時、バカBOYSとAK出撃。
ほとんど、お客はいなかった。
店で働く工作員によると、昼間は超混雑していたそうだ。

☆購入したもの。

<マキタのライト>
この機種は、チェーンソーの18Vのバッテリーを流用できる。本体、四千万円。現金一括払。

<乾電池式蛍光灯>
単三電池四本で光る。
在庫がこれしかなかった。
しかし、なかなかの優れもの。
一千万円、現金一括。
電池が付属されておらず、困ったが、事務所に予備が10本あった。
ラジコン模型用に備蓄していた。
いざとなれば、コドモのおもちゃの電池を取り出せばいい。
同じサイズの電池を使う機器を準備すれば、効率がいい。

<バブのアンパンマンのパズル>
ほしいと、泣き叫ぶので。480万円。
35年ローン。
購入後、集中してパズルを組み立てていたので、結果的にはよかった。

バカBOYSは、この現状を案外、楽しんでいる。
まずは、安心だ。
東京に度々、連れて行き、先月も西表島までいったので、突発的な環境の変化にも、すぐに適合できる。



□ 9月10日、10:13am。震災五日目。

賃貸業者から着信アリ。
「 今すぐ貸せる家はあるか 」といふ。
もちろん。
「 いつから貸せますか? 」
今日から。

35分後、着信アリ。入居者決定だ。
実はこの入居者、10日ほど前に、短期賃貸の打診があった。
自宅リフォームのためだ。
改めて話を聞くと、今回の大地震で、家の後ろの擁壁が崩れ、行政から退避勧告がでたそうだ。

細かい書類は後回しにして、とりあえず、15時に契約。
その場でカギを渡す。

「 すぐに入れて、ありがたい 」
と、いたく感謝された。
大家として、これほど嬉しいことはナイ。

賃貸不動産業者の話によると、以下のような理由から、すんなり決まることは稀だといふ。

・管理会社の入っている物件は、大家と連絡がつかず、転進。
・短期入居は受け付けない大家が多い。
・即日入居NG。
・書類の不備、NG。

そこで、ワタクシのような、ゆるい大家が選ばれたようだ。
16時、引越開始。
お父様と、弟様も、事務所に挨拶に来てくれた。
礼儀正しいファミリーだ。
お礼に、自動販売機のお茶を4本、プレゼント。
さわやかな一日だった。
被災者の役に立てて、嬉しい。
大家として、ありがたい限りだ。

□ 9月10日朝、震災五日目。

バカBOYSが眠っている時に、水と食料を求めさまよう。
硫黄島や沖縄戦の生き残りの兵士の手記を読んでおいてよかった。
壕の中で配給を待つよりも、壕の外に出て、自ら水と食料を求めるのだ。
水だけでも一週間は生き延びることができる。

近所のローソンには、おにぎりが入荷していた。
10個LONG。
また、北海道独自のコンビニであるセイコーマートは、意外と物資が豊富。
水2リッター二本をLONG。
とんかつ弁当と、バブが好きな納豆巻きをLONG。
アイスクリーム類は、停電時に流通の冷蔵庫、冷凍庫が玉砕したため、供給ナシ。
近所のコンビニを数軒、一日に何度も巡回すれば、水と食料の確保はできる。

北海道民は落ち着いて対処していると思ふ。
LAのように、暴動や略奪が起きることもなく、真面目にそれぞれの仕事を頑張っている。
多分、吹雪や氷点下の世界を、毎年経験しているからだ。

今回の震災。
真冬でなくてよかった。

☆震災の時に役立ったモノ。

九割は事前に用意できるものだった。

<事務所>
2012年に200万円で購入した事務所。
安いが、RC物件。
BOYSと避難し、四日間暮らす。
ある程度の水と食料を備蓄。カセット式コンロも置いてあった。



<現金>
停電でATMも不動。
CASHがあれば、ある程度水と食料の補給ができる。
コンビニで合計、二万円ほどの買物をした。
CASHの持ち合わせがナイ人は、最低限の水と食料しか購入できなかったようだ。

聞いた話ではあるが、タワー・マンションの上層階に住む、キャッシュレス生活を営むセレブが、停電でエレベーターが止まり、おまけに機械式駐車場からクルマも出せない。
さらに、ATMも止まり、現金がナイといふ三重苦だったそうだ。
また、エレベーターの止まった高層ビルでは、水の補給だけで一日が終わる。

ナウでヤングな生活を求めても、災害時には原始的な生活に逆戻りだ。
木造二階建てが、一番いいのかもしれない。

<リチウム式充電器>
30時間の停電時、スマホの充電に役立った。
零戦でいふところの「 増漕 」である。
戦地まで、増漕のガソリンを使い、空中戦の前に切り離す。

<予備のマシン>
充電専用車にした。
燃料は満タン。

<カセットコンロとガスボンベ>
お湯が沸いた。
コーヒーとナベにも役立った。
ガスボンベ用ヒーターもあるので、早めに購入しておきたい。

<自動販売機>
事務所にある自動販売機も役に立った。
通電後、水とお茶の補給が容易で、気分転換に缶コーヒーも飲んだ。

<冷蔵庫>
停電後30時間でも、氷が溶けていなかった。
停電中に、バブが「 冷たい水、飲みたい 」といふので、アルよ、といって取り出したら、驚いていた。

□ 9月11日

山形のたん太様より、救援物資が届く。
電池とタバコも入っていた。
震災経験者の考えた内容だ。
ありがたい。



北海道には大地震が来ない、といふ定説があった。
道民は、科学的根拠のナイ定説を信じ、生きてきた。
北海道には歴史的文献が少ない。
おそらく、200年くらい前までの記録しかないだろう。
数千年、数万年といふ単位で考えたら、今回と同規模か、それ以上の地震があったかもしれない。

今回思ったこと。
人口の多い地区よりも、やや田舎の方が、補給が効いた。
やや田舎、やや都会に住むのが丁度いい。
今後、人口の多い自治体に住むのも考えモノだ。
人口が少ない自治体の方が、行政のサービスが行き渡る。

クルマも今後は、新車には100VのコンセントやUSBを義務付けするほうがいい。
今回、計算すると、マジェスタの充電用のガソリン代は10リッター・約¥1,500−である。
発電機の購入コストを考えると、激安だ。
今あるマシンで戦うしかないのだ。
クルマを持っている道民は、皆、助かったといっていた。

さて、台風と地震のWパンチで、物件もダメージを受けた。
銀座の物件は、台風でストーブに水が入り、玉砕した。
今後、他の物件でも、被害が出てくると思ふ。
根性で、乗り越えるしかナイ。

震災一週間後、液状化で家屋倒壊現場二箇所視察。
思った以上の被害だ。



地面が割れている。
この場所は、何度も物件を見に行き、買い付けを入れたこともある。
結果的には買わなくてよかった。
クネクネとした坂道が多く、擁壁を組んでいる家が多かったからだ。
何となく、暗く冷たい感じがした。

もう一か所は、ラブホテルの多いストリートに直角に交わる道。
通行止めだった。
液状化後のホコリが舞う。
奥には傾いた住宅が多数あった。



もうすぐ、寒くなって、雪が降ってオワリだ。
早い復興を願う。

CASHFLOW101
http://cf101.chu.jp/
9/17/2018

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プロフィール

■ 加藤ひろゆきさん

加藤ひろゆきさん
加藤さんのブログ

大家・作家・随筆家。

ムービー・スターを夢見て、ハリウッドで200本のオーディションを受ける。マドンナやジャネット・ジャクソンのミュージック・ビデオ。ホンダやコカ・コーラのCMなどに出演していた。
米国スクリーン・アクターズ・ギルド(俳優協会)のメンバー。 渡米後六年間、頑張ってみたが、LA時代の後半は、芸能の仕事も激減、財務がタイトになり、ホームレスになる直前だった。乗っていたキャディラックを売却して、航空券を購入。残った200ドルを握り締めて玉砕寸前で帰国。

その後、つとめ人として再生を試みるが、アメリカナイズされた大和魂の受け皿はなく、挫折。うだつの上がらない人生から脱却するためには、不動産が必要だと感じた。安い中古車に乗って資金を貯め、大家業を目指し、激安アパート経営で再生。

現在の所有物件は一戸建8棟、アパート2棟、商業ビル1棟、貸店舗3棟、貸駐車場2区画、更地5区画。

CASHFLOW101のハンドル・ネームで、楽天ブログ(随筆)を、ほぼ毎日執筆中。
現在は北海道に住み、生きながら解放されることを目指している。晴れた日には土地の開拓、あるいは、マシンの走行実験を実施。雨の日には随筆を綴っている。

著書に

・メールアドレス
cashflow101ss(at)yahoo.co.jp
・楽天ブログ
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