同じ日本だが、気候が違うので外国みたいだ。
日本語と日本円が通じ、英語が話したくなったら、そこら辺にいる米兵と話せばいい。
再上陸した渡嘉敷島では、一週間前にフェリーの喫煙所で知り合いになった、五十代後半の漁師に、日本軍の陣地に連れて行ってもらった。
巧妙に偽装して、谷間に洞窟が十本以上、掘られていた。
ジャングルの中なので、上空から森にしか見えない。
真ん中に五十坪ほどの平地があり、小川が流れている。
多分、昭和二十年までは、ここで兵隊さんが食事をしていたのであろう。
マルニといふ居酒屋で泡盛を飲み、新垣商店で買い物だ。
釣り具や、エサも売っていた。
沖縄の神様が降りて来たとの伝説がある久高島。
六十代後半のKLC神戸様が、三菱デリカを用意してくれた。
優しい人だ。
貧弱なフェリーで上陸後、自転車を借りて、神戸様と、子供たちと、六kmほどのサイクリング。
岬まで行き、空と海と島の神々しさを感じた。
風を感じながらこいだ自転車が、楽しかった。
久高島で自転車を走行するKLC神戸様
翌日はKLC神戸様と共に、伊江島に上陸。
かつて、東洋一の飛行場があった島だ。
沖縄決...
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